最近、過去に自分が書いていた記事を読み返していました。
テーマ≪世界史≫にまとめているものは、ほぼ名画で世界史を読むというシリーズです。
フランスのブルボン家、オーストリアのハプスブルグ家、プロイセンのホーエンツォレルン家、ロシアのロマノフ家、あと、イギリス王家の物語でした。
あの流れが頭に定着していたらいいんですけど、すぐ忘れるんですよ。
調べているときはもちろん集中して楽しんで画像検索したりWikipedia情報読んだりしてるのでがっちり覚えているんですけどね。
すぐ忘れるんです。
誰が誰の時代のなんだったっけかな?と。
なので、自分で書いた記事を読み返して毎回新鮮になってしまう。
わたしのこの時間の流れって何なんですかね。
何日にも渡って調べてたのに、記憶に留まらない。
最近、中田敦彦さんのYOUTUBE大学の視聴もめっきりご無沙汰だったんですけど、世界史のまとめが刷新されていたんですよね。
古代から現代までを10本の動画にまとめるなんて、とんだ偉業です。
最新版の6本目がちょうど≪革命時代≫なのです。
フランス革命とか、ハプスブルグ家とか、ビスマルクとか、イギリス帝国時代とか、アレクサンドル一世とかまさにそのあたりの話です。
約二時間の長尺動画なのですが、面白すぎでもう5回くらい観ています。
5回見てるのに、たぶん人には説明できないんです。
すんごく頭悪いやつ・・・というか、人に説明するには自分の言葉と流れに直してインプットし直さないといけないんでしょうね。そしてアウトプットする。
でないと、一生記憶には留まりません。
わたしは記憶に留めたいのかすら、もはやあやふやです。
あっちゃんの流れるような語り口を聴いて、ただ「面白いな~」と楽しんでるだけなのです。
じゃなきゃ二時間の語りを5回も聞きませんよ。
覚えなきゃとか試験のためにとかそんな理由だったら5回も見ないです。
見たとしても楽しくは感じないでしょう。
革命時代は激動の時代です。沢山の血が流れましたし、貧困や差別や格差で苦しんだ時代です。ウハウハでエンジョイして生きていた人なんているのかな?くらいの時代です。
連戦連勝のナポレオンも、絶対権力者の神聖ローマ皇帝も、イギリス最強時代のヴィクトリア女王も、貧困や飢餓こそないですけどエンジョイ人生には思えません。
フランス革命中で何度も起こる王政と共和制の繰り返しを、あっちゃんは「世界史史上一番複雑なフランス革命のすったもんだ」と表現していましたが、未来の私たちがその時代を物語として聞いたならば、≪てんやわんや≫とか≪すったもんだ≫とか≪ドタバタ劇≫に見えるんです。不謹慎!と怒る人もいるかもしれませんが、そうなんです。
渦中にいれば、過酷な人生に翻弄されているようにしか見えません。
ジャン・バルジャンを見ろよって事かもしれません。世界はレ・ミゼラブルだよと。
絶望と悲惨と逃げ場のない、光も希望も見えない世界だよと。
そんな主人公たちに、「あなたの人生ドタバタ劇ですね」なんて言えませんよねw
比較しちゃいけないのは、不謹慎フィルターがかかってるからだとは思いますが、言ってしまえば、わたしたちを取り巻くトラブルや悩みなんかも、後に関係ない人間から見たら(もしくは未来の自分(既に亡くなったあとの自分も含む)からみたら)、≪過去のなんやかんや≫なのだと思います。
今現在苦しんでいたとしても、結果的には≪過去のすったもんだ≫なのです。
すったもんだしてるなぁ・・・とそんな自分を客観視してるもう一人の自分目線になれたのなら、そのジタバタしてる自分に完全に一体となって一緒に苦しむ必要なんてない。
楽になれる。
「楽になりたいです。そうするにはどうすれば?」
「ですので、客観視すればいいのでは?」
「でも、苦しいんです」
「現実の事象に感情移入しすぎなのでは?」
「感情移入しないってどうすればいいんでしょうか」
「てんやわんやのドラマがシンドイのでしたら、見なきゃいいのでは?」
「これは、テレビドラマや映画や作り話じゃないんですよ、現実に起きてることなんです」
「でも、それを体験するのがシンドイんですよね。じゃ、体験をやめればいいのでは?」
「やめられませんよ。禁煙とかならまだしも、病気の苦しみとか自分の意志でやめられませんよ」
「やめられますよ」
「無理ですよ」
「いや、そんな頑張ってやめないなんて言わずに、やめていいんですよ」
「やめられませんって」
「なんでですか、やめていいんですって」
「だから、やめられないです。やめ方が分かんないんです」
「もうやめよって決めたらいいだけですよ」
「はあ?何言ってんですかあなた。正気ですか?」
「いやいや、あなたこそやめたいのにやめられないとか、やめたいけど無理ですとか、やめない理由を列挙してるようにしか思えないんですけども」
謎のすったもんだ。
このやりとりが既に『すったもんだ』