翡翠の一大産地である高志国の姫、ヌナカワヒメと結婚したオオクニヌシ(ヤチホコ)。
その後の高志国とのなんやかんやについては、古事記で詳しく書かれてるのかなぁ・・・
なんか、求婚する際の歌のやり取りとかは長々と書かれてて、ちょっとラブストーリー的な感じだけども。(やっぱり、ここだけ書いた人違わない?w)
それとも攻め込んだ感をカムフラージュする為なのかなと勘繰りたくなったりして。
ヌナカワヒメは結婚したけど、出雲にお引越ししたのかは分かんない。出雲には正妻のスセリヒメもいますし、それはないのかもな。
最初の妻のヤガミヒメは、スセリヒメの嫉妬による嫌がらせで実家の因幡に帰っちゃったって話もありますし・・・何人もの妻が一緒に暮らすなんて、現実難しそう。
光源氏は、自分の家を妻がそれぞれの館を持つ大邸宅にして仲良く暮らしたよみたいな話になってるけど、よっぽど出来た奥方様たちか、それとも年齢がそこそこ上がった状態じゃなかったら、そんなわけにはいかないよ、きっとね。
話が逸れたけど、そもそも出雲の兄弟そろって一斉にヤガミヒメをゲットしに行った理由だって、単なる美女ハンティングじゃないはずです。
ヌナカワヒメに目を付けたように、ヤガミヒメの因幡にお宝があったからと考えられます。
お宝とは、地形とかも含みます。河川とか港とか交易の利便性とかね。
どうやら因幡の八上郡も翡翠が採れる場所だったらしいんです。
なんですと!
ヤガミヒメへの求婚も、もしや翡翠目当てだった可能性もあるのか?
しかし、スセリヒメを恐れたヤガミヒメは、一人息子を出雲に残して実家に帰ってしまうんです。
残された息子(木俣神 キノマタノカミ)のその後は全然分からない。
なぜ、一緒に連れて帰らなかったの?ヤガミヒメは。スセリにどんな目に遭わされるか分からない状況なのに・・・そこも謎。
でもまあ、オオクニヌシたち出雲の狙いは、翡翠である説はちょっと核心を突いてるのかもしれない。因幡よりももっと巨大なマーケットがあることを知ったことで、因幡より高志国だと標的を変えた可能性がありませんかね。
スセリが嫌がらせしたから・・・という記録にしてるけど、実はオオクニヌシが捨てたのかもしれないよね
考えすぎ?
いやいや、とにかく翡翠はそれくらい欲しかったのは間違いないと思うなぁ。
となると、ますます翡翠が消えた謎が気になるよ。
考えられるのは、やはり良質な翡翠は掘れば掘るだけ無くなるのは確かだから、供給のコントロールは始めただろうね。
攻め込まれて、奪われることだけは避けたいから、軍事力は高める必要もありそう。
そんな状況の中で、出雲はヤマトに敗れる。(国譲り)
降伏こそしたけど、ヤマトにみすみすお宝の利権をそっくり奪われるなんて耐えられない。
タケミナカタは、そう考えて自らいち早く母の国近くに逃れたのではないか?
マツタケの採れる山のことは、地元の人は秘密にしてますよね。テレビでも「ここは映さないで!」と言ってたりします。
それと同じで、翡翠の採れる沢は極秘情報だったもしれないですよね。
そんなお宝がなぜ歴史から消えたのか?
調査(勝手な推理)はもうしばらく続きます。