人体の不思議 古武術編①

人体の不思議 古武術編②

の続きです。

 

甲野先生の本は何冊か購入したのですが、だってタイトルがこうだもの。

そりゃ、買うよね。

頑張らなくていい、努力するなとは言っていませんよ。

そこは間違えないで。

間違った方向の頑張りと努力の話ですよ。

簡単に言うと、うさぎ跳びグランド10周とかいうやつじゃないですか?

あれだってさ、足腰を鍛える動きだと当時は信じていたわけでしょうし、実際に強くなった人もいたんでしょう。

でも、中にはその動きで身体を壊した人もきっといたけど、それは根性が足りんとか、10周で無理なら20周、人の倍努力しなさいって言われたんじゃないかしら。

・・・・と、運動大嫌いな部活経験もないやつが言ってみたw

 

そんな運動嫌いな人には身体の使い方をマスターするなんて無理かと言えば、そうではありません。

だって、この間の写真見ましたもんね。

これね。衝撃ですよ。

 

その衝撃に匹敵する内容がこちらの本です。

衝撃を感じてもらうべく、今回は写真のサイズ大き目です。

 

ヒモトレとは、バランストレーナーの小関勲(こせきいさお)さんが発案したトレーニング法です。

 

トレーニングという言葉が嫌いな方。

ご安心ください。

わたしもです。

 

この表紙の女性、ひもを手首に巻いて手を挙げてますよね。

恰好こそジャージなんか着て気合入ってますけどw

これだけなんです。

こういう動きだけなんです。

 

なんなら、身体にひもを巻いて日常を送るだけなんです。

 

それも、キュッと身体に結んでサポーター的に固定するためでもないんです。

ゆるーく添わせる感じでいいの。

 

そんなゆるい感じなのに、身体に反応を起こすひもの条件が超不思議。

6~8センチくらいの太さ

ゴムのように伸長したらダメ

かといって、硬いものはダメ

まる紐

平紐だと変化が起きないポーン なーぜー!!

手芸店や100均で手に入るこういうやつでいいんですって。

公式のヒモトレ用のロープも売られてますけど、これら↑で十分効果が出ます。

 

甲野先生が実験したところ、帯を締めた和服の上からおへその上あたりの位置にヒモを巻いてもらっても効果が出たんだそうです。

もちろん、巻かれた方はヒモの存在など感じません。服の上からですしね。

でも、ちゃんと効果があるんです。不思議だー。

 

ここで言う効果とは、身体のバランスがとれる、体幹がしっかりするということのようです。

 

バランスが取れるという事は、

無駄な力みが取れる

心も安定する

安眠できる

スポーツのパフォーマンスもあがる

などなど・・・

 

本にも載っていましたが、身体的に障害があるお子さんのバランスも整って転びにくくなるとか、寝たきりのようなお子さんの呼吸が安定するという事例もあるようです。

側弯症とかすべり症に効果があったというお医者さんの報告も載っていました。

 

わたしは、この本を読んで3か月間毎日家でヒモを腰に巻いて暮らしていました。

姪っ子に「また謎のヒモしてるーニヤリ」といじられながらも続けました。

 

ちょっと腰痛めた~なんて時には、効果が分かりやすいです。

ギックリ腰になったときは整骨院の先生に勧められて、コルセットをしていました。

確かに痛めた数日は無理して動かさないようにコルセットは有効ですよね。

でも、コルセットに慣れると身体が頼ってしまうみたいです。

 

炎症が収まったら、ひもが有効かもしれないですよ。

 

10数年前、首に関しても、レントゲンを撮って軽いヘルニアと言われたことがありまして、パソコン作業をするときは首用のコルセットを常に装着していました。

そもそも、座って集中する作業(読書とか手芸とかYOUTUBE視聴とか)が好きなので、首はどうしても痛めがちです。

 

この本を読んでからは、ひもをたすき掛けにして作業をするようにしたら全然疲れなくなりました。たすき掛けも、決してキュッと締めたりしません。ゆるっとです。

入門編としてヒモの巻き方や軽いトレーニングが書かれたこちらの本もあります。

 

でも、わたしは最初にこっちを読んでたら、きっと「へー」と思うくらいでやらなかったと思います。世に沢山あるトレーニング本の一種だと思ってスルーしたと思う。

 

わたしみたいに運動が大嫌いだけど、不思議好きな方は絶対にこちら↓をお勧めします。

 

まじで、革命だー。