こんにちは。
音楽を通して幸せな園づくりをサポートする
Stepの山本です。
園での指導や音源・楽譜の制作に追われ
前回から間が空いてしまいました。
これから
ブログも再開していきたいと思います。
さて
多くの幼稚園や保育園での発表会は
1月から2月に開催されますが
二学期末から保育の中でも
練習が始まっているのではないでしょうか?
多くの保育者が
「音楽は苦手」
「ピアノを弾くことが負担」
という状況の中で
子ども達の音楽指導が行われています。
時々、担任として
「本番迄にまとめなければいけない」
という
責任感が優先し
子ども達の気持ちを汲み取ることが
疎かになる場面を見かけることがあります。
園により考えは様々ですが
基本的に
園の発表会は
日頃の保育の成果を発表する会。
コンクールでもなく
他者評価を求めるためのものでもありません。
私は先生方への研修で
年齢が低ければ低い程導入が大切で
導入により結果も大きく変わってくることを話しています。
音楽に関しては
まずは
子ども達に音楽の楽しさを実感することから始めて欲しいと
強く願っています。
例えば「楽器遊び」の時間に
トライアングルを紹介する時
・何の素材で出来ている?
・なぜ紐がついているの?
・紐を持たずに本体を持つとどんな音?
・三角形の三辺のどこを叩くとどうなる?
・強く叩くと?弱く叩くと?
等々、口頭で用件(叩き方)だけ話すだけでなく
実際に演って見せて
子ども達の好奇心やわくわくを引き出して欲しいのです。
もちろん、その時は
先生も興味を持って
子ども達と一緒に
わくわくを共有しながら話すことがポイントです。
ここで質問です。
この数分間のお話を聞いた子どもと
そうでない子どもが
トライアングルを叩いた時の違いは
あるでしょうか・・・?
答えは
「違いはある」
が正解です。
周りから
その差は分かりにくいかもしれませんが、
導入でトライアングルの
色んなお話を聞いたり感じたりした
子どもの中で聴こえてくる音や感じるものは
大きく違ってきます。
子ども達は
先生が話した
トライアングルのお話を思い出しながら
(イメージしながら)
自分が叩いているトライアングルの音を
聴いているのです。
(「聞く」ではなく「聴く」です)
本当にささやかなことですが
こういった子どもの心に寄り添った導入が
子どもの感性を豊かにし
知らなかった事を知り
「学ぶ喜び」を
体感させることが出来るのです。
その心の育ちの積み重ねが
保育の集大成である
発表会
になるのではないでしょか?
先生が普段から
そういった明確な目的を持ちながら
活動に取り組むことで
子ども達の感性が育ち
学ぶ喜びを知りステージで披露することで
表現することの喜びも味わい成長していくのです。
まだ経験の浅い先生は
目の前のことで精一杯かと思いますが
今回のお話を
知るのと知らないのとでは
今後の保育も大きく違ってきます。
「共有と共感」
という言葉がありますが
音楽は
「耳で聴き心で感じるもの」
です。
先生方も十分理解されていることと思いますが
どうしても行事やステージでの演奏となると
一番大切な保育や子どもの心の取り扱いの基本が
後回しになりがちです。
子ども達は
大人の何倍もの感性と可能性を持っています。
もう一度、子どもの気持ちに寄り添い
先生も
「楽器っておもしろいね」
「楽器の音を「聞く」のではなく「聴いてみよう」」と
「共有と共感」
の言葉を忘れず
まずは
子ども達と音楽を楽しんでいただけたらと
心から願っています。
子ども達は心が育てば
表現も大きく成長します。
多くの保護者が本当に一番観たいのは
音楽のレベルの高さではなく
我が子のキラキラとした心の輝きではないでしょうか・・・?
先生や園のためではない
子ども達のための発表会が
素敵な発表会になることを
願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日もきっといい日になりますように
■幼稚園・保育園指導サポートシステムStep
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