こんにちは。
音楽を通して幸せな園づくりをサポートする
Stepの山本です。
4月の新学期から1ヶ月以上が過ぎ
年少以上の園児さんも
新しい教室や担任の先生と
環境の変化にも慣れてきたのではないでしょうか・・・?
園によっては
年長になるとマーチングや
運動会での組体操
お遊戯会での合奏や劇など
一年間で練習の成果を発表する機会が増えていきます。
ただ幼稚園も保育園も
日々の保育で取り組まなければいけない事が多く
速い時期から行事に向かって余裕を持って
計画的に指導や練習する事が難しい現実もあります。
私が音楽の指導に入った時
園児に整列をしてもらいますが
ついつい先生方が
「急いで並びましょう」
と声を掛けながら
園児の肩に手を添えて移動させる場面を見掛けます。
先生方としては
音楽の授業がスムーズに進むようにと
サポートしていただいているのだと思いますが
子ども達を主体を考えて
こういった状況を続けていると
どうなるでしょうか・・・?
園内で音楽指導をしていてると
いつも思うのは
「一学期は我慢の時期」
という言葉です。
一学期の保育は
一年間に大きく左右する場合もあります。
課内授業で外部講師が来ると
先生方はつい
「ちゃんとさせなければ・・・」と
思いがちですが
ここは子ども達の事を中心として
考えなければいけません。
私は音楽指導の時
授業が始まる時や
何か活動した後に
子ども達がざわついて落ち着かない時は
全体が静かになる迄
じっと立って全体を見ながら
ひたすら待ちます。
しばらくしても落ち着かない時は
「先生、みんなのおしゃべりが終わるの待ってるね」
「みんなのおしゃべりが終わったら先生がお話するね」
とだけ言って待ちます。
7~80人近くの園児を同時に指導していても
「静かにしなさい」
と言う事はほとんどありません。
そうやって待ちながら
子ども達一人一人の様子を見ていると
色んな反応を見る事が出来ます。
直ぐに自分で気付いてじっとして待っている子
大きな声で周りのお友達に
「静かにして!先生が待っているよ!」と
一生懸命声を掛けている子
意図的にふざけ続ける男の子・・・
本当に一人一人さまざまな言動があります。
そういった時間を経て
だんだんと学年全体の子ども達が「自律」し
お話を聞く態勢になる時間も
回を重ねる毎に短くなっていきます。
そうなのです。
先生や保護者
大人が手を出さなくても
待ってあげれば
子どもは自分達の力で静かにする事も
整列する事も出来るのです。
始めにお話した整列も
先生方が肩に手を添えて動かさなくても
「前のお友達の身体に合わせる様に真後ろに立つ」など
どこを見て どこに合わせるか?
のポイントをきちんと説明すれば
自分達の力で整列も出来る様になります。
教育は
「急がば回れ」
の言葉がぴったりだと思っています。
「ちゃんと静かにすればいい」
「ちゃんと整列出来ればいい」
と結果や見栄えより
そのプロセスで子ども達が
何を見て何を考えるか・・・?に
一番注力するのが
指し示し導き
教え育む
「教育者」
ではないでしょうか・・・?
人は誰しも経験が少なかったり
余裕が無いと焦ってしまい
プロセスよりも子ども達に早く結果を求めがちです。
保育も子育ても
目の前の事だけで判断せず
「急がば回れ」で
でっかく大きく構えましょう。
根っこがしっかりすれば
強風や豪雨に遭ってもきっと大丈夫です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日もきっといい日になりますように
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