こんにちは。音楽を活用して

幸せな園づくりをサポートするStepの山本です。

 

前回は「うれしいひなまつり」の伴奏

なぜ弾き辛いのか・・・?から

音階(音の材料)についてお話ししました。


前回もお話ししましたが

クラッシックや今、世の中に流れている

殆どの音楽は西洋音階

「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」

です。

 

「うれしいひなまつり」の音階

日本音階の「陰旋法」という音階で

成り立っていて

その音は

「ド・レ♭・ファ・ソ・ラ♭・シ♭・ド」

となっています。

 

これまでStepのブログは

「〇〇ねばならない・・・」

的な内容が多かったので(笑)

今回はちょっとブレイクして遊んでみましょう。

 

世界中には色んな国に色んな文化があります。


前回、洋服で例えて

西洋音楽は「ドレスと靴」

日本音階は「着物と草履」

イメージする音楽とお話ししましたが

「民族衣装」

という言葉があるように

音楽も

「民族音楽」

があるのです。

 

今回は皆さんも耳なじみの民族音楽が

どんな音階で出来ているのか・・・?

ちょっとだけ紹介しましょう。


まずは沖縄の「琉球音階」です。

琉球音階は

「ド・ミ・ファ・ソ・シ・ド」

という音で構成されています。

試しに弾いてみると

一気に沖縄の海を想像してしまいますね♪


次は「中近東系音階」です。

「ド・レ♭・ミ・ファ・ソ・ラ♭・シ・ド」

という音で構成されています。

弾いてみるとカレーを食べたくなりますね♪


次は「ブルーノート」と言われる

ジャズやロックで使われる音階です。

「アメリカ音階」という言葉はありませんが

音楽の発祥の地を考えると

「アメリカ音階」と考えていいですね。

「ブルーノート」は

「ド・ミ♭・ファ・ソ♭・ソ・シ♭・ド」

という音で構成されています。

弾いてみると

何だかジャズの大人の雰囲気がありますね♪

 

最後は「日本や中国の音階」です。

「ド・レ・ミ・ソ・ラ・ド」

という音で構成されています。

「うれしいひな祭り」は

同じ日本でも

「陰旋法」

とは異なる音階になります。

よく中国映画などで

 

「 ドー ド ド  ラ ラ  ソ ソ  ミー

  ↕   ↕  ↕  ↕  ↕  ↕  ↕  ↕ 
  ソーソ ソ  ミ ミ  レ レ  ラー 」

 

 ↕ で繋がれた上下の音を和音で弾いてみて下さいね

 

という和音を聴きますが

これも音階の構成音で出来ている和音で

弾いてみると

チャイナドレスを想像してしまいますね♪

 

本当は世界の音階はもっと細かく分かれて

たくさんの種類があるのですが

今回は音遊びという事で

耳なじみで分かり易い音階だけご紹介しました。

 

「だから何・・・?」

と思われた方も 

いらっしゃるかもしれませんね〜。

 

幼児期の心身育成のために

音階の勉強は不要です。

 

ただ、今回は感性豊かな子ども達を

指導する先生方自身に

「音で遊ぶ楽しさ」

をちょっとだけ体験していただけたら・・・

今回はそんな気持ちでお話しました。


音楽に限らず

子ども達の感性をくすぐる為には

近くにいる大人自身も

 

「へぇ~、そうなんだ~」

 

「おもしろいね~」

 

「やってみよう~」

 

と何事にも興味を持って

感度を上げて行きたいですね。

 

大人でもわくわくしたり

おもしろがったりする気持ちは

きっと人生を楽しくしてくれるでしょう。


最後までお読みいただきありがとうございました。

 

明日もきっといい日になりますように✨

 

 

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