こんにちは。音楽を活用して

幸せな園づくりをサポートするStepの山本です。

 

3月3日のおひな祭りの日はたくさんの園で

「うれしいひなまつり」を歌う

こども達の声が響いた事でしょう。

 

この「うれしいひなまつり」の歌ですが

実はピアノの苦手な先生泣かせのでもあるのです。


その理由として

この曲に使われている音が

「陰旋法」

という日本古来から使用されていた

音階(音の材料)を使って作曲されているからです。


なぜ音階が

「陰旋法」

だとピアノが弾き辛いのでしょうか・・・?

 

ここから少し音階について簡単に説明したいと思います。

 

(覚える必要は無いのでさらっと目を通してみて下さいね♪ )


楽器は色んな色んな国で生まれていて

その国で作られてた曲を演奏する為の音が

出せるように作られています。


西洋音楽から生まれたピアノは

 

「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」

 

と鍵盤が並んでいますが

この

 

「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」

 

を基本とする西洋音階を使って作曲されています。

 

では今回の

「うれしいひなまつり」

どうなっているでしょうか・・・?

 

「うれしいひなまつり」

聴いていても明らかに西洋音楽とは

曲の感じが違いますよね・・・?


洋服で例えると

「西洋音楽」ドレスと靴

「うれしいひなまつり」着物と草履

と曲を聴いただけで違いを感じますよね。

 

これは

「うれしいひなまつり」の音階が

日本音階の「陰旋法」

という音階で出来ているからです。

 

「陰旋法」の音階は

「ド・レ♭・ファ・ソ・ラ♭・シ♭・ド」

なのです。


良かったら実際に弾いてみて下さい。

一気に和風な雰囲気になりますよ♪

 

西洋音階の

「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」

と比べると字をみただけで

「うれしいひなまつり」の

日本音階の「陰旋法」は

音が飛び飛びになっている事が分かりますよね。

しかも黒鍵が3つもあります

 

音楽は音が飛んでいると難しくなります

例えば

「ド・レ・ミ・ファ・ソ」

は順番に低い音からお隣に1つずつ

鍵盤を上がりなら弾き

あまり考える必要も無いし弾くのも簡単です。


ところが

日本音階の「陰旋法」のように

音が不規則に飛んでいる

とても弾き辛いのです。

 

もちろん右手のみでなく

左手の伴奏同じ音階です。

 

子ども達は園で教えなくても知っている曲なので

すらすらと歌うのですが

参観日などで保護者などのたくさんの人の前で

伴奏しなければいけない場合

ピアノの苦手な先生にとっては

とても嬉しい気持ちでは弾けず

冷や汗の出る曲なのです。

 

1年間の園生活の中で歌う歌には

音階やリズムなど

歌うのは簡単でも

ピアノの伴奏が弾き辛い曲がたくさんあります。


しかし残念ながら

ピアノは短い時間で上達する事

なかなか出来ません

 

でもそんな中、

子ども達のために勤務時間後園に残ったり

夜な夜な自宅で持ち帰りの仕事の後などで

ピアノの練習を頑張っている先生方

たくさんいらっしゃいます。

 

早朝6時代から夜遅くまで

常に時間に追われながら子ども達に接し

人に見えない所でも

頑張っている先生方・・・

 

本当に子ども達の事が

大好きだからこその

パワーがなせる業(わざ)だと

いつも敬服しています。

 

来年度以降は

私ももっと頑張っている先生方の

力になる事が出来るよう

色々と準備を進めています。


また改めてご案内させていただきます。

お楽しみに。


最後までお読みいただきありがとうございました。

 

明日もきっといい日になりますように✨

 

 

 

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