こんにちは。音楽を活用して

幸せな園づくりをサポートするStepの山本です。


前回は「小1プロブレム」について

子ども主体でお話しました。

 

本日は前回の流れから、

またこれも昔、無かった言葉


「小1の壁」

 

についてお話したいと思います。

 

「小1の壁」

と言われているのは、

どちらかと言うと

保護者側が直面する事について

言われています。

 

幼稚園のお残りや保育園の延長保育で、

園児時代は子ども達を預ける時間が長く、

保護者もその分、長く働く事が出来ます。


しかし、小学生になると

子ども達は徒歩や学童のバスなどで

学校から学童所へ移動し、

保護者のお迎え迄の時間を過ごすのですが

学童所が閉まる時間が園より早いと

保護者も早くお迎えに行かなければならず

我が子が小学校入学と同時に

お母さんが転職されるのは良く聞く話です。

 

しかし、その分、家計的には収入が減り

余裕が無くなります。

また母子、父子家庭で

子どもを見てもらえる方が周りにいない家は

死活問題です。

 

長く働こうとして民間経営の高額な学童所に入所すれば

フルタイムでしっかり働きながら

子どもも学童内でお稽古事や夕食まで済ませる事が出来て

安心、安全なのですが

昔は

「お金がかからず一番貯金が出来る世代」

と言われていた小学生の時代が、

親の立場からすると

今はそうもいかなくなってしまいました。

 

小学校に入学したばかりの子どもを

下校後、どこに預けるか・・・?

これは悩まれる事が多いと思います。

 

また、小学校の連絡事項は

配布されるプリントや連絡ノートですが、

子どもも慣れない内は

プリントランドセルに入れっ放し

用紙はジャバラのように折れ曲がり

 

「ペットボトルの空き瓶を持って来る」

 

など準備する物が自宅に無い場合は

ペットボトルを確保する為に

夜中にジュースをコンビニまで買いに行った

というお話も聞きました。

 

また、明日までにお釣りが無い様に

お金を納めなければいけない事

突然分かり家の中の小銭を探して回ったり・・・。

 


給食当番の白衣の洗濯やアイロン掛け

PTAのクラス役員に選ばれたり

地域によっては

朝の交通当番

夏休みのプール当番など

想像以上に親もこれまでに無い事に

時間を取る状況が増えます。

 

合わせて幼稚園や保育園とは違い

小学校から担任の先生と会うのは

参観日位になる為、

分からない事がある時、

「他の保護者はどうされるんだろう・・・?」

と情報が欲しい時も多々あります。

 


こんな時、子どもに聞いても

どうしていいかが分からず

自分一人で考えていると

ストレスになったりする場合もあります。

 

そんな事にならない様に卒園前に

同じ小学校に進学するお友達のお母さんと

連絡先を交換するなどして

繋がりを作っておくと何かの時に安心ですね。

 


また学年違いでも

学校の慣習や行事について

事前に教えていただいたり

教材や体操服などのお下がりを

いただく事があったりします。

 

学年が上のお子さんを持つ保護者とも

繋がりがあると

子どもの成長についても尋ねたり、

相談も出来るのでとてもありがたいですね。

 


子ども自身の事も大切ですが、

保護者として自分自身が困らない様に

気軽に相談出来る先輩の保護者や

同じクラスの保護者との繋がりがあると

本当に助かります。

 

子どもの事で悩み事がある時も

状況を良く分かっている人に相談出来ると

話を聞いてもらえるだけでも随分違います。

 

小学校入学となると

ついつい子どもの準備に追われますが

保護者として自分が困らない為にも

情報が入り易いようにしておく

いいですね。


子どもの成長と共に私達保護者も親業

一段一段階段を上がっていくのですね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

明日もきっといい日になりますように✨

 

 

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