こんにちは。音楽を活用して
幸せな園づくりをサポートするStepの山本です。
今日は全国的な大寒波で出勤や登校、登園など
様々な影響が出そうです。
乳幼児はとくに体調を崩し易いので体温調節など
十分気を付けてあげたいですね。
私がTVでチェックする番組の中でNHKの
「スーパープレゼンテーション」
という番組があります。
アメリカに本部がある非営利団体が
世界中の人が様々なテーマについて語る事が出来る
TED(テッド)
と呼ばれている講演会を開催しています。
この番組はその講演を放映し、
アメリカ在住の日本人の司会者が
その講演者や内容の背景を解説するという番組です。
この番組を観ていると
世界の文化や考え方を学ぶ事が出来るし
私自身のモチベーションアップの一つにもなっていて
私の好きな番組の中の一つでもあります。
さて、今回はその中でアメリカの検察官
アダム・フォスという男性の講演について
お話してみたいと思います。
彼は白人夫妻の養子として育てられました。
始めは大学で法律の勉強をし弁護をしていたのですが、
その中で沢山の若い青少年が犯罪を犯し、
刑務所に収監されていく様子を見て
「これは間違っている」
と感じたそうです。
アメリカでは前科があると
就職出来ず、家も借りられず、お金も無い為
生きて行く為には
犯罪を犯すしかない・・・
という負の連鎖があると言います。
またアメリカの司法制度は
検察官の指示、決定には
弁護士・警察・議会・市長・州知事
大統領でさえも
口を出す事が出来ない位、
その権力は最強だそうです。
また検察官は
自分の判断で若者の人生が変わってしまうのに
自分の実績を上げる為に必死になり
若者の将来など考えていない検察官が
多いとも言います。
合わせて一人の若者が刑務所で
生活していく為に
一人当たり11万ドルと
大変高額な税金も使われているそうで
そんな現状を見て
「問題はいつまでも解決しない」
「こんな税金の使い方は間違っている」
とも感じたそうです。
現状に大きな疑問を感じた彼は
一番の決定権がある検察官になるしかないと考え
ロウスクールで勉強し直し検察官になったそうです。
検察官になってから
ある若者がPCを30台盗み転売する犯罪を
担当する事になりました。
彼はその少年に損害額の75%を返済させ
更生プログラムで
勉強させるという判断を下したそうです。
それから5年後、
ある集まりで見覚えのある青年から
「あなたのお陰で人生が変わった」
とお礼を言ってきたそうで、
名前を尋ねると、
PCを30台盗んだ少年だったそうです。
今は若くして銀行の支店長にまでなり
検察官のマッドより多い年収を得る
生活を送っているとの事。
彼は法律で裁き犯罪者を増やす事よりも
犯罪を犯してしまった人を更生させた方が
犯罪者にはもちろん
アメリカ全体のためにもなると言います。
またこのマッドは
若い検察官を指導育成する
非営利団体を立ち上げ
アメリカの若者
アメリカの将来のために活動しているそうです。
私も未熟で昔は
「罪を憎んで 人を憎まず」
という言葉が理解出来ませんでした。
でも
人の育った環境
幼児期に受ける影響
心理
脳のしくみ・・・
様々な事を学んでいく内に
遅れ馳せながら
「罪を憎んで 人を憎まず」
という言葉の意味が理解出来るようになりました。
過去の私は
目で見える
「モノ」
「コト」
でしか考える事が
出来ていなかったのですね・・・。
このマッドの話の締め括りには
人を成長させるには
「愛」
「サポート」
「チャンス」
は不可欠だと言います。
これは何も犯罪者に対してだけでなく
未来ある子ども達
学生
若い社会人
に対しても同じ事が
言えるのではないでしょうか・・・?
今回はこの番組で改めて学んで気付きを
ブログを読んでいただいている方に
シェア出来ればと思いお話ししてみました。
「本当の愛」
というのは
こんな風に深く強いパワーで
人を幸せにするのですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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