こんにちはStepの山本です。

 

先日、あるアーティストのコンサートに行きました。

 

CDで聴いている曲も会場で直接聴くと伝わってくるパワーに圧倒され

 

改めて音楽の素晴らしさを実感しました。

 

さて本日は園児の歌唱を例に効果的なについてお話しします。

 

時々、お遊戯会などで園児が音程無しで

 

怒鳴るように大声で歌っている様子を見かけます。

 

それはまるでお経のような音程で

 

園児達も血管を浮き立たせ身体は前のめり気味で

 

でも、とにかく声は大きく・・・

 

という状態です。

 

歌詞が全く分からない場合もあります。

 

 

これは練習の時点でいつも先生方が

 

「声を大きく」

 

「元気に」

 

と指導され

 

先生方も、この状態で良いと思っている場合が殆どです。

 

 

字で書いても分かるように

 

「歌う」

 

 

「怒鳴る」

 

は声の大きさや言葉の聞こえ方も全く異なります。

 

 

 

 

園児の意識の中でも

 

「頑張って歌おう」

 

ではなく

 

「頑張って怒鳴ろう」

 

と言う感覚の状態です。

 


歌で

 

「歌詞が何を言っているのか分からない」

 

というのは一番避けたい状況です。

 

 

私も時々、歌を指導しますが

 

私はよくクイズ形式にしてまず聴きくらべさせる事をします。


「1番のお友達の歌~」

 

と言った後、歌詞が分かる様に通る声で歌います。


「2番のお友達の歌~」

 

と言った後、ドラえもんのジャイアンのように

 

「ボエ~」と言いながら怒鳴りながら歌います。

 


その後、子ども達に

 

「1番がいいと思う人~?」

 

「2番がいいと思う人~?」

 

と言って手を挙げてもらい

 

「正解は・・・・1番です~!」

 

と言うと子ども達は喜んで

 

とても集中し、楽しみながら聴き比べ

 

その後の歌い方もしっかり理解し意識しながら歌うようになります。

 

 

また、歌の指導を見ていると

 

ほぼ通してばかりで歌うのも常にクラス全体で・・・

 

というやり方で

 

時間は経過しても

 

練習の始まりと終わりの歌い方に差が無い事があります。

 

強いて変化を言えば最後は声が少し大きくなった位でしょうか・・・。

 

 

 


よく見掛けるのは

 

体操や楽器、書き方の指導などもそうですが、

 

何事もとにかく園児にさせてみて

 

その後、先生が悪い点を指摘する指導をよく見掛けます。

 

「違う。そうじゃない」

 

「もっとこうして」

 

と言った言葉での指導になります。

 

 

子ども達はとても素直で

 

見せ方や考えさせる事を工夫し

 

その年齢なりに理解しながら改善点を見つけ、良くなるように努力します。


そして出来た時に出来た行為のみでなく

 

しっかり注意しながら取り組んた事を褒めてあげると

 

少しずつ、ただやるだけでなく年齢なりに自分自身で注意点を考え、

 

集中して取り組むようになります。

 

 

もし、先生自身で

 

「ある程度言葉で説明し、とにかくやらせてみて、ダメ出し」

 

といった指導が多いかも・・・と感じたら

 

ぜひクイズ形式を取り入れてみて下さい。

 


子ども達はクイズやゲームが大好きです。

 

クイズ形式にすると本当に集中して聞いてくれますし

 

ほんの些細な事ですが正解するとモチベーションも上がり

 

楽しみながら主体的に頑張ろうという気持ちになります。

 

 

山本五十六の言葉で

 

「やってみせ言って聞かせてさせてみて

 

 褒めてやらねば人は動かじ」


という言葉があります。


園児の指導にも大いに当てはまる事ですね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

明日もきっといい日になりますように✨

 

 

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