こんにちは。Stepです。

 

今年も頑張っていきましょう!

 

さて今日は「暗譜」の効用についてお話したいと思います。

 

第9回 自分のための暗譜のススメ

 

これまでピアノのレッスンを続けた事がある方は発表会や試験、コンクールで演奏する際、

楽譜を見る事が出来ない為、曲がまとまってきたら「暗譜」で演奏をされていたと思います。

 

この場合は「暗譜をしなければいけない」状況ですね。

 

今回のタイトルが

 

「自分のための暗譜のススメ」

 

とありますが、園で子ども達が歌う為の伴奏は「暗譜」をする必要はありません。

 

でもあえて練習の過程で「暗譜」を取り入れると、

 

弾く事の集中力が高まり、脳と身体で覚える感覚が体験出来ます。

 

つまり

 

「暗譜しなければいけない」

 

のではなく、

 

効率良く短い時間で弾けるようになる為にトレーニングの一つとし

 

「暗譜」を取り入れるのです。

 

 

具体的にお話ししますね。

 

例えば楽譜で4段ある曲があるとします。

その1段目の右手だけがある程度、弾けるようになったら楽譜を閉じて

暗譜で「3回連続ノーミス」で弾けるかどうか?自分をテストします。

 

「3回ノーミスルール」については

この講座の第6回の「部分練習は欠かせない!」でお話ししています。

 

 

スムーズに3回連続ノーミスで弾けたらクリアです。

もし、弾いていて必ず止まる所や思い出せない所があれば、楽譜を開いてもう一度楽譜を読んでゆっくりおさらいします。

 

こうやって右手だけを1段ずつ暗譜トレーニング。

 

そして左手だけを1段ずつ暗譜トレーニング。

 

そして両手を1段ずつ暗譜トレーニング。

 

以上で完了です!

 

ピアノの発表会やコンクールのための暗譜はただ止まらないで弾くのが目的でははく、

音、強弱、表現・・・等、「音楽」として

全ての事を楽譜を見ずに出来るようにするのですが、

 

今回お話ししている

 

「暗譜トレーニング」

 

は目的が異なり、

 

早く曲を覚えてしまうための数こなしの為の練習

 

のバリエーションです。

 

この「暗譜トレーニング」も

3回ノーミスルール」です。

 

 

 

しかも「覚えていない所」は

                  ↓

   「理解出来ていない所」であり

        

  自分自身の頭の中でも「???」

 

 

の状態で腑(ふ)に落ちていない部分です。

 

 

この出来ない原因を

 

あぶり出し

 

する事ができ、逆に言えばそのあぶり出された部分だけを部分練習すれば止まらず

スムーズに弾けるようになるのです。

 

何度もお話ししますが、

 

この「暗譜トレーニング」は発表会などと目的が違うので、

 

1曲全体を通して暗譜する必要はありません。

 

あくまでも1段ずつで十分なのです。

 

逆に1段ずつ分けて短い部分を繰り返し数こなしをした方が、

 

結果も早く出ますし、それを短い時間で実感出来ると

 

メンタル的にもワクワクし、更にやる気が出ます。

 

一番先生方に実感していただきたいのは

 

この

 

やる気」が膨らんでいく感覚

 

で、短く一段ずつでも

 

「出来た!」

 

という喜びや達成感を得ると

 

「もっとやりたい!」

 

と向上心も膨らみます。

 

 

実は私達大人も、こういった感情の経験は

子どもの頃はたくさんありました。

 

「なわとびが3回止まらずに飛べた!」

 

「階段を1段飛ばしで登れた!」

 

「鉄棒の逆上がりが1回出来た!」

 

など・・・。

 

本当に小さな事ですが、子ども達にとっては

 

もっと出来るようになりたい!」

 

とやる気が出て「もう止めようよ~」と声掛けが必要になる位、

 

集中して頑張りますよね。

 

 

そして自分に自信を持ち、心も逞しくなります。

 

 

年齢を重ねていくと、こういった

 

「小さな達成感」

 

の積み重ねをする機会がくなってきて、

 

やらなければいけない事をこなして一安

 

心・・・という状況が多くなってきます。

 

 

この

 

「小さな達成感」

 

を得る喜びを体感している先生が子ども達に

 

「頑張れ」

 

「もう少しで出来るよ!」

 

と背中を押す言葉は、単純な言葉の表現だけではなく、

 

ダイレクトに子どもの心に伝わり子どもの大きな後押しになります

 

 

「子は親の鏡」という言葉がありますが、

 

「生徒(園児)は先生の鏡」でもあります。

 

小手先のごまかしは効きません。

 

 

たかがピアノの練習ではありますが、

 

先生自身の頑張りは必ず子ども達に反映されます。

 

ピアノではなくても構いませんが、どうせピアノを練習するのであれば、

 

この

 

「暗譜トレーニング」

 

で想像以上の体験をしてみませんか・・・?

 

 

何事も

 

何かに取り組む時の集中力と気持ちの持ち方

 

子ども達には「持たせ方」)

 

で目に見えない結果が大きく変わっていくのです。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

明日もきっといい日になりますように✨

 

 

 

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