こんにちは。Stepの山本です。

 

リスマスも終わり、ここから大晦日に向かってカウントダウン!

 

先生方も園の大掃除をしながら新学期からの思い出を

 

振り返っていらっしゃるのではないでしょうか....?

 

今日は「脱!自己流 やってみるとピアノの練習が楽になる!」の

第四回目 「両手の練習」についてお話します。

 

◾️第四回「楽譜を縦に見よう」◾️    

 

  ~両手の練習~ 

みなさんはピアノの練習はまず右手、左手それぞれ片手の練習後、

両手の練習に進まれると思いますが、両手奏を仕上げるまでに、

どんな練習をどれ位続けていらっしゃるでしょうか....?

 

先生方のピアノの練習曲は園で子ども達が歌う季節や行事の歌がほとんどです。

 

歌の伴奏ですね。

 

そう、メロディーは知っている曲がほとんどです。

 

メロディーを知っているという事は頭の中で、

既に楽譜の右手奏の正解が再生する事が出来る状態ですね。

 

この講座の第三回 「楽譜を横に見よう」 ~片手の練習~

 

の中でお話しした「拾い読みを止める習慣」がついてきたら、

 

以前より片手奏は弾き易い状態になるまでの時間も少しずつ短くなっていきます。

 

では両手の練習を開始して、どの様にすれば短い期間で曲が弾けるようになるでしょう・・・?


これも以前、第一回の 「始まりが大事! テンポも大事!」

 

でお話ししたように、両手の練習は右手と左手を合わせる練習です。

 

言葉で表現すると当たり前ですね(笑)

もう少し細かく表現すると横にながれる2つの音楽をずれないように

音楽(楽譜)の「縦のライン」を合わせていく作業なのです。

 

先生方のもっと身近な例で例えるとクラスの子ども達を

男の子の列と女の子の列の2つの列をクラス全体として整列させたい時、

きっと先生方はそれぞれの列は「前に習え」で整列するよう指導されるでしょう。 

 

そして、その次に並行している男の子と女の子のお隣同士が

揃って並ぶように指導されるでしょう。

その結果、クラス全体が気持ち良く整列した状態になりますよね♪

 

先生自身のピアノの練習方法も考え方としては全く同じなのです。

 

片手ずつで「楽譜を横に」見て弾けるようになったら、

 

 

次は「楽譜を縦に見る」

 

これは頭では分かっていても、実際、ピアノの両手奏を練習している時に意識が足りず、

それが原因で弾けない事も多くあります。

 

今日は分かり易く楽譜を使ってお話ししますね。

 

例として取り上げる曲は多くの園で先生方が弾いていらっしゃる

「さよならのうた」です。

 

※歌詞が「今日も楽しく過ぎました~」は「おかえりのうた」です♪

 

 

 

 

右手と左手、それぞれ青い丸で囲まれている音を

赤い矢印で繋がっている同士、同時に弾きます。

 

 冷静に考えると、ごく当然の事ですが、色んな先生方を指導していて、

 「縦に楽譜を見ながら練習したら、弾けずに止まってしまう所も弾けるようになるのに・・・」と

感じる事が多々あります。

 

 「参観日までに弾けるようになららきゃいけない・・・」

 

 「卒園式の伴奏担当になってしまったのに必ず止まってしまう・・・」

 

と大きなプレッシャ―があると、人は誰でも焦りますし、焦ると思考も視界も狭くなりがちです・・・。

 

今日はとてもシンプルなお話でしたが、

 「やってみると楽になる!」の中の大切なポイントの一つです。

 楽器もスポーツも身体を使いますが、実は身体よりも脳が

 

 「何に集中しているか?」

 

 「今、練習やっている目的は何か?」

を常に意識していたら、同じ課題でも仕上がるまでの時間と労力も大きな差が出てきます。

 

これからは「漠然と通して弾く」のではなく、

「今」の目的をクリアする事に集中して、

手指よりいつも「脳」を使う事を意識しながら練習してみましょう。

 

習慣がついていくと、ピアノ以外の事もスキルアップ出来るようになるかもしれませんよ。

 

楽しみですね♪

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

明日もきっといい日になりますように✨

 

 

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