東急で配布されているフリーペーパーのSALUS7月号の特集「にほんご心得帖」で、
正しいと思って使われている言い回しが紹介されていました。
①さわりだけで、物語のクライマックスは語らなかった
②彼がやおら部屋を飛び出して行った
③新人で役不足ですが
④けんもほろろで取り付くひまもない
⑤反対されて憮然として立ち去った
⑥あのこはいつも愛想をを振りまいているね
⑦それは的を得た意見だね
⑧風邪をひいて熱にうなされたよ
⑨怒り心頭に達する
⑩酒を飲んで豹変する
① さわり本来の意味は「聞かせどころ」「いちばんよいところ」
「(他の節(ふし)に触っている意)義太夫節の中に他の音曲の旋律を取り入れた箇所。曲中で目立つ箇所になる。
転じて、邦楽の各曲中の最大の聞かせ所。『くどき』の部分を指すことが多い。
さらに転じて、一般的に話や物語などの要点、または最も興味を引く部分。」(『広辞苑』岩波書店)
②漢字でかくと 徐ら。つまる徐々にということで ゆっくりとという意味。
やにわに→矢▽場に/矢庭に が 急にという意味。
③ 能力に対して、役目が軽すぎることで、 謙遜して使うものではありません。
④ ひま ではなく 島です。
⑤ 「腹を立てている」というのではなく、失望してぼんやりしていること
⑥ ふりまくのは 愛嬌
⑦ 的を射るものです。
バーソロミュークマはきちんと「射ている」と言っています。
⑧ うなされるのは悪夢で、熱には浮かされる。
⑨ 心頭に発する つまり 心の中から怒りが発せられるということ。
⑩ 君子は過ちがあればすみやかにそれを改め、鮮やかに面目を一新する。
俗に、考え方や態度が急に一変することに使われる。 豹の毛が生え換わって柄がはっきりとすることから。
簿記でも、学んだ初めに「資産なのに 借方なのは何故?」、借入金なのに貸方なのは何故?」という疑問が出るのと同じですね。