ハンプティダンプティ

真理の扉の見解




効果音 流星
1
うさぎは私に
真理について良くわかると
一冊の本をくれました

コミックでした 
漫画本です


「鋼の錬金術師」
(はがねのれんきんじゅつし)

子供の錬金術師のはなしです








うさぎのばかばかしさに
呆れながらも
律儀な私は読みました


そして なぜか?
他の哲学書や
宗教について書かれた本より
感じ入ることが、
そこに書かれていた



うさぎは主人公がカッコいい! 

喜んでいましたが

私は
喜ぶ気分にだけはなれなかった



命が存在し
生き続けることへの
哀れと愛しさを

感じたのです
(台詞1度止める)
(1秒間をあけてからBGMシークレットラブ入る)

参考










(台詞 曲の18秒で入る)
2
主人公は子供でありながら
「真理の扉」を開けました





真理を手にしたのです


主人公は
真理を欲したわけではありません
欲したのは

お母さんです


大好きなお母さん


死んだことが受け入れられず
錬金術師になって
生き返らせようとしたのです



死人を生き返らせるのは
錬金術師にとって 
禁忌でした



「錬金術による等価交換の法則」 

これが存在するからです






「なにかを失わなくては
    なにかは得られない」

いう法則


この法則によって
禁忌を犯した主人公は
自分の片手片足と
おとうとの肉体を失いました



おとうとは
この世で
魂だけの存在に
なってしまったのです



そして
それにも関わらず

主人公は
お母さんを生き返らせるのは
できなかったのです







3
主人公は
深い絶望の淵から立ち上がり
義足をつけて歩き出します



魂だけの存在になった
愛するおとうとの肉体を取り戻すため

鋼の義手義足の
国家錬金術師になるのです





4
主人公は
あらゆる困難を乗り越えます



そして
最後に自分の「真理の扉」に
たどり着き

おとうとの肉体と
何を等価交換するのか

真理の存在から問われた時


「自分の真理の扉」

指差します










「おまえ! 
 真理を失えば
 二度と錬金術は使えなくなるんだぞ
 良いのか?」
との
真理からの質問に

主人公は答えた


「みんながいる かまわないさ」



かっこいいっ!




…実は、
主人公の生き方は
カッコいいと思いました 私も


うさぎと同じ意見なのを
納得するには
心穏やかではないのだが


(台詞1度止める)

(曲の3分18秒に台詞入れる)








実は…
この不思議の国は
全世界の人間達の
夢と希望で
出来ているのです




うさぎは私に
きみの
真理をつかむ夢と希望が
叶うといいね

言います
(沈黙)




そう…
私は
いつか真理を必ずつかもう


必ず
壊れない真理を
つかんでみせよう




そしてその時は
不思議の國の住民全員に

「真理」について

語りあいたい

思っているのです



そう!
真理をみんなと共有するために