記入 2019.10



blog移転の事情で昨年後半の文章を
 再度公開致します 
     」








ピンク薔薇
おさな子 の ころ は
とき は
ゆっくり 進んだ
ときの進み を
たしかめられ た

子ども の 眼で
とき を 味わえた




光陰矢の如し




とき は ひかり
とき は かげ




いのち ある身 に
とき は
眼に みえぬ 速さで
通り過ぎて いく


通り過ぎる
いたみ
さえ
感じること なく
はやく
はやく



季節 の 風

風だけ が ささやく

のこり時間 は
すくない ぞ









ピンク薔薇
老いれば 老いる ほど
一年は
いや
一日さえも はやく
なった







ピンク薔薇
或る日
TVの或る番組を 観て
その 理由を 知った



ときめき を 失うと
ひと

ときの流れ

はやくなる


ときめき を 失う…


そうだったのか…
それであったか…







ピンク薔薇
私は
40歳くらい から
だった と 記憶している



ときめき

なくなった



ときめき

ない






ピンク薔薇
或るとき
今 こころ が
今 死んだ
そう感じた瞬間 から

ときめき が
なくなった





挫折
違う

喪失
そうだ

そう そのことば
其れが近い






ピンク薔薇
喪失するものが
本当に 自分には あったか

こころもとない


其れ は
夢を共にみる
ひとたちを失った
そう感じた
その とき である






ピンク薔薇
それまでは
他人の中に在る孤独
それからは
独りで生ききる孤独



誰のせいにも できない


すべて
自分が 決め
責任を とる



面食らった

其れは
遅すぎたくらいで 

当たり前 の こと



すべて
自分が 決め
責任を とる

其れが おとな




本当の意味で
おとなの立場にたち
私は
怖がりの 無鉄砲

なった









ピンク薔薇
私は
自分の好きなことを
仕事にしている
しあわせもの だ

ときめき

ない


しかし
しあわせ   倖せものだ