いま わたしは
ぼろぼろ で
くたくた で
よれよれ で
この気持ち
これは
絶望と
いう
領域では あるまいか
原因
人はそれぞれ違う
と
いうこと
が
未だ実感として理解できず
自分以外のひとに
適切に
対処できぬ
それで ある
もう60歳を超えている
と
いうのに
如何なること か
未だに混沌としている。
他人の存在
無意識の底に
内在する
コンプレックス
と
いう文字…
Franceの精神分析家の
ファイル氏の著作
「黒い皮膚.白い画面」に有った
驚いた
NHKの番組100分de名著を
観た時に
この文字を 発見 した
著書を
完読しては いない
私は今
人間の自我
と
社会の底に潜む
差別から
自分に植え付けてしまった
コンプレックス と
闘っている
私には
人間が…
妖怪変化 に
魑魅魍魎 に
社会は…
百鬼夜行に 感じる
子供の頃から、
既に ただ ひとり
校庭の隅にぽつんと立っていた
ひとりだった
いじめられてはなかった
無視されても いなかった
と 思う
しかし
一緒にいてくれる子は
いなかった
小学入学から中学卒業まで
15年の 間
ずっと
つまらなかった
異常な子だったのか
単にバカで
流行を知らなかった
だけ
と
思うけれども
だから人と違うこと
無視されること
の
幼い頃からの 想い出が
自分が 狼狽え
抑制できなくなるほど
孤独
を
怖れるのだ
生きるのは 何故?
それをするのは何故?
何故?
何故!
と
無意識の行動の根拠を
聞かれたら
ひとは
嫌だろう
私も 嫌だ
ひとは
深くつきあえない
しかし
自分の
劣等感と孤独感とは
深く
深く
付き合っていく
私は ひとりの 修羅なのだ
と
宮沢賢治
は
書き遺した
ひとは 全て
修羅であり 餓鬼であり
物の怪である