モヒカン故郷に帰る 感想(ネタバレあり) | steppingbirdのブログ

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映画のことを書いています。

沖田修一監督・脚本による最新作。

売れないバンドをやっているモヒカン青年がある日同棲中の恋人と一緒に故郷の島に帰ることに…。

久しぶりに再会した家族と関わってゆく姿を描きます。

主人公の永吉に松田龍平。

チャランポランな彼が物語の中で少しずつ変わってゆく様子がよくわかるリアルさ。

吹奏楽部の指揮をするシーンも良かった、もっともっと大胆に見せて下さい!

恋人役で妊娠中の由佳が前田敦子。自然体でほんわかしていて何ともいえず可愛い。

彼女は家族の中で嫁になるのだけどその馴染みかたが凄い。しゅうとめ役のもたいまさことのやりとりも素敵です。

病で倒れてしまう永吉の父親が柄本明。矢沢永吉の大ファンという設定面白い。演技がやっぱりすごいです。

細かなディテールを積み重ね、全編通して丁寧に描かれているのは人間の気持ち。

人生の大事件って一人で耐えるのは大変だけど、家族や恋人、みんなが一緒にいてくれると大丈夫に思えたり、笑顔になれることもある。

そこにはたくさんの言葉は必要ないけどしかし確かな触れ合いがあったりします。

重い題材をコメディーに作った意義は大いにあるのでは。

家族の絆いいなと思える作品。