"ここを教えてください"
という学習姿勢はとても大切です。
分からないことを知ろうとすることは素晴らしいことです。
問題を解けるようになりたいという意欲は、必ず自分自身の実力を高めていきます。
でも。
勘違いしてる生徒や親御さん、そして学校の先生も多いんですが、
前段の有無
が大切になります。
考えてみたけど、
調べてみたけど、
まとめてみたけど、
解けるようになりたいんだけど、
どうしても覚えたいんどけど、
どうしても意味を知りたいんだけど、
という前段が欠落したまま、
"教えてください"
というのは、
"やる気のある自分を演出している"
という場合もあるんです。
"意欲のあるフリをしている"
というと、きつい言い方ですが、もっときつい言い方をすれば、
"いい子を演じているだけ"
ということです。
念のため書き添えておきますが、「教えてください」という生徒の全員がそうだとは思いません。
ただ、やはり分かるんです。
その質問は前段のない、つまり努力が欠落している
"教えてください"
なのか。
それとも、
前段のある、つまり
ここを覚えたい、
この問題を解けるようになりたい、
調べてみたけどピンとこない、
などのような努力をした上での、そして悩んだ上での、
"教えてください"
なのか。
その子の言葉の端々、行動、点数の推移などなどから、それが
"演出された質問"
なのかどうかはわかるんです。
まあ……
いずれにしても、です。
表面だけよく見せたって
点数は上がんねーよ
ということです。
"先生の前だけでいい子にしてりゃいい"
というのが透けて見える子もいる。
計算して思っているのか、それとも本能でそうしてしまうのか分かりませんが、うわべだけよく見せても結果は出ません。
最後に。
そういう「演出された質問」でも説明してあげますよ、もちろん。
でも、そういう子は説明されたことを自分のものにすることは出来ません。下手したら質問したことすら覚えていません。
だって、楽をするために質問しているのですから。質問すること自体が目的になってしまっているんです。
そういう子が教えてもらったことを身につけるための努力をするでしょうか。
しませんよ、ほとんどの場合。
ただでさえ人は物事を忘れます。
だから、
覚えたい!
解けるようになりたい!
という気持ちがなければ、説明を受けても忘れるんです。
質問することがいいことなのではなく、考えてみたり調べてみたり、「こうではないか?」と仮定してみたりすることが大切なんです。
最後の最後に。
"何をしたらいいか教えてください"
これも同じです。
やる気があるように見えて、実はそうでもないんです。
本当にやる気のある子は、
"こんなふうにやったんですけど、どうですか?"
と言って、取り組んだものを見せてくるものです。
話が散らかってしまいましたが、今回はこの辺で。



