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Pepmalibuのブログ

こんにちは(^-^)このブログでは、アメリカ人と日本人の2人の博士号/MBAホルダーが、世界や日本で起こっている出来事に対する多元的な見方、アメリカの最新ビジネスや最先端の情報テクノロジーなどを紹介しています。どうぞよろしくお願いします!!

エレベーターで、MBAの頂点まで、昇りつめましょう!
Pepmalibuのブログ-MarthaStewart


 MBA取得を目指している人、あるいはアメリカ人のMBAホルダーと一緒に仕事をしようとしているビジネスパーソンにとっても、エレベータースピーチの発想が強力な武器になります。エレベーターピッチ、あるいはエレベーターステイトメントとも呼ばれます。

エレベータースピーチとは、以前の掲載でも説明したように、通常30秒、長くても1分で完了するスピーチのことです。スピーチの持ち時間が、エレベーターでビルの1階から最上階まで行く場合の平均的な所要時間に匹敵するため、こう呼ばれています。エレベータースピーチの考え方は非常に合理的です。最高経営責任者(CEO)や著名人、外交家といった重要人物と、偶然同じエレベーターに乗り合わせる、あるいはどこか別の場所にたまたま居合わせる、その束の間の会話を千載一隅のチャンスととらえるのです。なぜなら、そのような重要人物に約束を取り付けられる保証など、この先まずありえないからです。
 
 ところで、ここにでてくるMBAってご存知ですか。せっかくの機会ですので、今回その概要を説明しておきましょう。MBAとは、「Master of Business Administration」の略です。日本語では「経営学修士号」と訳されます。一般に、MBAは、米国のビジネススクール(経営大学院)で取得します。

 その歴史をひもとくと、1881年にアメリカのペンシルバニア大学ウォートンスクールで始まったのが起源だとされます。その後、MBAプログラムが米国の各大学のビジネススクールで採用されるなかで、「経営を科学的に分析する学問」として定着してきたのです。

 たとえば、誰もが認める名門ハーバード・ビジネススクールは、成功した企業経営を個別に分析し、その分析調査資料を授業のなかで活用し、学生が経営者になったつもりで課題、解決方法を実践的に学ぶケース・スタディ(事例研究)を普及させたことで世界的に有名です。
 
 こうしたビジネススクールで学ぶことは、企業経営に必要とされる全般的な知識です。専門的な知識(たとえばファイナンス、マーケティング、会計学、統計、経済学など)にくわえ、心理学、リーダーシップ論など経営に必要な知識全般をそれぞれ体系的に、同時に相互に関連づけながら学んでいきます。

 ビジネススクールの最大のメリットは、優れた経営者が20年以上の職業経験から得る知見を、極めて短い期間(10ヶ月から2年)で学ぶことです。過去に成功した企業とその経営者を科学的に分析し、それを凝縮して短期間の効率的なプログラムに組み立ています。

 もちろん、凝縮された内容を短期間に学ぶためには、学生も覚悟が必要です。彼らは、平均睡眠時間4時間など、かなりのハードワークを強いられます。そして、学生達は、そうしたハードワークを通じて、ビジネスをいかに効率的に行うか、あるいはいかに仲間とチームを組んで協力するかを実践的に学ぶことも期待されています。

 具体的に学ぶ科目は、経営戦略、ファイナンス、組織行動論、人事戦略、マーケティング、統計学、コンピューター(インターネット)、会計学、経済学、ビジネス法、プレゼンテーションなどで、経営全般にわたる幅広い知識です。
 アメリカ企業の多くの経営者や幹部社員がこのMBAを取得しています。もちろん、すべて経営幹部がMBAホルダーというわけではありません。しかし、アメリカのビジネス社会においてキャリアアップを目指す者にとってはMBAを取得していることが強力な武器になることは事実です。

 さて、MBAの概略が理解できたので、次に具体的な技法についてみていきましょう。

MBAに役立つエレベータースピーチは、大きく分けると3種類あります。

1 著名な学者や経営者をテーマにするもの
 ピーター・ドラッカー(Peter Drucker)のような学者や、スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)、ジャック・ウェルチ(Jack Welch)のような優れた経営の実践者を紹介するもの。

2 キー・コンセプト
 特定分野の主要な概念、考え方を説明するもの。たとえば、マーケティング分野では、「プロダクトライフサイクル」(product-life cycle )や「4Ps」が典型的な例となります。その分野で活動していれば、必ずといっていいほど話題になるコンセプトです。

3 ケース・スタディ(事例研究)
 一般的に、ある企業を対象にして、一つの分野(例、企業戦略)を分析するもの。もちろん複数の分野から総合的に分析することも可能です。たとえば、ヒト(人的資源)、モノ(物的資源)、カネ(資金)の視点で、企業の戦略を分析することもできます。
 また、人的資源を対象にして、一つの観点(たとえば、リーダーシップ)から分析する場合もあります。ハーバード・ビジネススクールが、ケース・スタディで有名なことは前に説明しました。

 それでは、まず、著名な学者や経営者を話題するスピーチの例をみていきましょう。

Martha Stewart, Successful Female Entrepreneur

Founder of Martha Stewart, Inc., later renamed Martha Stewart Living Omnimedia, Inc , the entrepreneur whose company bears her name is as infamous as she is successful. Some love Martha and her products. Others love her products but not her. Yet others despise everything about Martha and her company. Anyone who enjoys fine living will likely fall into one of the first two categories since she is a respected authority on bon vivant. She is also a shrewd business woman, which is probably one of the reasons why some people do not like her. Known to be demanding and difficult, Martha has demonstrated through her involvement in an insider-trading scandal that she can also succumb to unethical behavior. These flaws notwithstanding, Martha Stewart has clearly proven herself as an entrepreneur and leader, having founded her own company and managed to navigate it through a crisis of international proportions that included a prison sentence. As such, she is a role model of drive and resilience for any aspiring leader, male or female.


日本語では、次のようになります。

マーサ・スチュワート。成功した女性起業家。
マーサ・スチュワート社創業者。のちに、マーサ・スチュワート・リビング・オムニメディア社となる。創業者の名前を関する同社は、彼女が成功するにしたがって、悪い評判がともなうようにもなりました。あるものは、マーサ・スチュワートを尊敬し、同社の製品を愛用します。また、あるもは、同社の製品を愛用しつつも、彼女に嫌悪感を抱いています。もちろん、同社の製品と彼女を軽蔑する消費者も存在します。ステキなライフスタイルをエンジョイする者なら誰でも、最初の2つのカテゴリーの消費者に分類されるでしょう。なぜなら、彼女は「ボン・ヴィバン」つまり美を楽しむカリスマだからです。一方、彼女は、抜け目のないビジネスウーマンで、それが嫌われる原因のひとつだともいわれています。また、他人に対する要求水準が高く難しい性格であるのでも有名です。彼女が関与した株のインサイダー取引のスキャンダルでもわかるとおり、彼女は非倫理的行為に手を染めたのも事実です。こうしたネガティブな事実にもかかわらず、起業家兼リーダーとしての彼女の高い能力は認められています。なぜなら、彼女は、まず自分で会社を起業し、彼女が受けた有罪判決を含み国際的な危機のなかで、会社の舵取りをなんとかやり遂げたからです。このように、マーサ・スチュワートは、(経営における)「推進力」と「再起力」をもつリーダーとして、性別と問わず、世界の多くの指導者、経営者の模範になっています。



英語塾

以下のビデオでは、エレベーターピッチを作成する7つのステップが紹介されています。このビデオを観ながら、各ステップの空欄を埋めてください。




1. Brains storm a list of phrases that __________ you. Cross off any clichés or catch phrases

2. Craft a description of __________ that you can share in 30 seconds or less.

3. Practice your pitch on friends and Family. Ask for __________, and adjust your pitch.

4. Make your pitch about the needs of the __________. Talk about the problems facing their industry that you are uniquely positioned to solve.

5. Describe your value in solving these __________.

6. Allow room for __________. Most people do not like to be talked at, so be conversational and show an interest in them.

7. As for something—a business card, a phone call, or permission to send your __________.


これらの7つのステップが日本語でエレベーターピッチを行う準備にも当てはまると思いますか。
<推薦図書>
本ブログの著者ジョセフ・ガブリエラと杉本有造は、両者ともにMBAの保有者であり、英語と日本語の両方でエレベーターピッチを実施する豊富な経験を有しています。くわえて、両者の経験を活かして、ビジネスパーソンに対して、仕事の現場で直ちに活用できるエレベーターピッチの技法について指導しています。エレベータースピーチのテクニックを習得したいと思われている方に、二人の共著『エレベーター・スピーチ入門~アメリカビジネスで成功するためのプレゼンテーション&自己イメージ作りの技法』を読まれることを強くお勧めします。

エレベーター・スピーチ入門/我龍社

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このブログは、ジョーが執筆し、皆様にお届け致します。ジョーことジョセフ・ガブリエラは、2000年に来日したアメリカ人。格闘技ファンなら誰でも知てる、K-1ファイターのアンディー・フグ氏にそっくり!

1989年米国ペンシルベニア大学ウォートン・スクールを卒業。その後ペパーダイン大学を皮切りに、イリノイ大学、南フリダ大学を卒業。MBAを含め2つの修士号と博士号を取得しました。日米合弁IT関連企業、スイス系証券会社、米系銀行、そして日系外食企業など幅広い業界の勤務を通して様々なビジネス経験を積みました。趣味は、水泳、読書(村上春樹氏の大ファン!)、ピアノ、そして様々な国の言葉を勉強する事です。ちなみに、2年前から新たに中国語勉強に励んでいます!この記事についてのご質問、感想、また意見を歓迎します。また、共同研究者である杉本有造氏とともにコンサルティング業務も行っていますので、お気軽にご相談ください。




ジョセフ・ガブリエラ  博士/MBA
東洋大学
gabriella@toyo.jp
jjapan1802@yahoo.co.jp

「世界のどこでも働ける日本人になろう」

「アメリカ・ビジネスの最前線を切る!」

「Venture Into Japan」

杉本 有造  博士/MBA
IES全米大学連盟・東京センター
(The Institute for the International Education of Students, Tokyo)講師
gpmalibu@yahoo.co.jp

© 2013 Joseph Gabriella, Ph.D., MBA. All rights reserved. 無断複写・転載を禁じます。




$Pepmalibuのブログ-HanshinTigers

「コーチ」って、球場だけで活躍するものではありません!

阪神ターガースの監督のスキャンダルが、スポーツ紙でいろいろ報道されているようですが。。。

野球の監督は、英語で、コーチ(coach, Head coach)と呼ばれます。「Director」ではありません(笑)。そこで、今回は、このコーチに関係するお話をしたいと思います

2,3年前、僕の甥子のマイクが少年野球チームで活躍していたとき、数回、彼の試合を見に行きました。僕の兄(つまりマイクの叔父)アントニは野球が大好きな体育の先生なので、マイクはチームのコーチの指導だけでなく、おじの指導も受けました。その結果、驚くほどうまくなりました。その理由は、マイクのスポーツに対する才能が抜群で、運動神経が優れているからではありません。正直にいうと、マイクの場合はどちらも普通だと思います。ただ、この二人のコーチの経験や知識などを得た結果、成長できたと言えるでしょう。

こうした「コーチング」の効果を認め、会社でもコーチを採用する幹部がいます。しかし、企業で活躍しているコーチは野球チームで指導しているスポーツのコーチとは、その性格が異なります。野球のコーチと違って、幹部のコーチでは、その幹部が学びたいこと、達成したい目標について、指導している幹部よりコーチが詳しい必要などありません。

例えば、僕自身、企業の最高経営責任者(CEO)を務めたことがないので、社長の仕事について現役のCEOほど詳しくありません。でも、現在、ある会社のCEOに対して、コーチングを行っています。なぜできるかというと、効果的な幹部コーチの不可欠な資格があるからです。

あえて言えば、それは「客観性」です。僕は彼の業界の出身ではなく、社員でもないので、中立的な立場から彼が目指している目標や取り組んでいる問題を見ることができます。幹部コーチとしての私の役割は、幹部に新たな側面から事情、問題などを考えてもらい、目指している目標の達成まで、案内、同行することです。この点で、スポーツのコーチともっとも大きな違いが浮き彫りになります。

僕は幹部コーチとして、指示を出すことは一切ありません。教えることもありません。むしろ、新鮮な目でいろいろな気付きや閃きを得て、幹部をそれらに誘導するようにしています。これを効果的に実施するため、GROWというモデルにそってのコーチングが役立ちます。

以下に説明されるように、このモデルの中心になるのは、コーチングを受ける者に対して質問することです。それによって、本人自体が目標達成への道を自分で決めるのです。そうすれば、その実施、実行について、本人が責任感を強く感じ、同時に自分に合う達成方法も工夫できます。

では、この「GROWモデル」を詳しく説明したいと思います。

前に述べたとおり、ビジネスの現場で、人材育成の手法のひとつとして、コーチング(coaching)という言葉がよく聞かれます。質問によってコミュニケーションを深め、目標に対して相手が取るべき行動を自ら選択することを促す手法です。もともと、英語の馬車(coach)という言葉を由来としています。馬車で、人をある地点から目的地まで運ぶという意味から、「人を指導する」という意味になったとされます。

GROWモデルとは、「Goal」(目標の明確化)、「Reality」(現状の把握)、「Options」(選択肢の創造)、「Will」(目標達成の意志)の頭文字を取ったものです。

このGROWモデルでは、4つの各段階で次のような基本的な質問がなされます。

・Goal(ゴール)
 あなたは、何をしたいのか?

・Reality(リアリティー)
 現状はどうなっているのか?

・Options(オプション)
 あなたは、何ができるのか?

・Will(ウィル)
 あなたは、何をする意思があるのか?

この4つのプロセスに伴う質問をくり返すことにより、相談者が自律的に解決策を選択し、目標を達成することを助けるのです。

たとえば、あなたが「1年後に、アメリカ人の聴衆の前で、GROWモデルに関するスピーチをする」という明確な目標をもっていれば、GROWモデルにもとづいて、現状把握、選択肢の創造、意思という順番で、目標達成に向け動きだすことが可能になるのです。


英語塾

以下にリンクされるビデオが示すように、コーチングとは幹部にのみ限定されるものではなく、同僚の中でも利用できる技術です。これを見ながら、コーチの役を果たしている黒人の質問を慎重に聴き、それらによって、どのように問題を持ち出した同僚に考えてもらっているか確認してください。今度、自分の同僚または友達が相談にきたとき、G.R.O.W.を使ってみたら、いかがでしょうか。




<推薦図書>
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1989年米国ペンシルベニア大学ウォートン・スクールを卒業。その後ペパーダイン大学を皮切りに、イリノイ大学、南フリダ大学を卒業。MBAを含め2つの修士号と博士号を取得しました。日米合弁IT関連企業、スイス系証券会社、米系銀行、そして日系外食企業など幅広い業界の勤務を通して様々なビジネス経験を積みました。趣味は、水泳、読書(村上春樹氏の大ファン!)、ピアノ、そして様々な国の言葉を勉強する事です。ちなみに、2年前から新たに中国語勉強に励んでいます!この記事についてのご質問、感想、また意見を歓迎します。また、共同研究者である杉本有造氏とともにコンサルティング業務も行っていますので、お気軽にご相談ください。




ジョセフ・ガブリエラ  博士/MBA
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オプラ・ウィンフリー@ハーバード大学
このハーバード大学のスピーチからも、オプラの自信に満ちた声量と態度、ジョークのはさみ方など、プレゼンテーションのテクニックに関して、ビジネスパーソンとして多くのことが学べます。

米国のトーク・ショーの女王が相手の心に触れる

今日も、私がコーチングを行っているCEO (最高経営責任者)から、メールがありました。CEOが考える二つの重要課題についてでした。まず、彼の意見では、現在、組織内のコミュニケーションが深刻な問題になっています。そのうえ、仕事の目標に順位付けがされていないので、仕事が速やかに前進しないと彼は嘆いています。

私は彼と同意見ですが、解決策に関しては、意見がずれています。彼は、社員全員に「iPad」を配布し利用してもらいたいそうです。その関連で、そのCEOがコーチングをしている私にも提供したいと述べてきました。そこで「僕が大学の予算を使って、2週間前に購入しましたが、時間がなく、まだ箱を開けることもできていません。」と説明しました。CEOは、「もしかして、それは仕事に優先順位をつけていないからでは」と僕をからかいました。

冗談を別にして、彼の提案は問題解決に役立つと思います。皆さんが、どこへ行っても、連絡し合えるなら、連絡の頻度が増え、コミュニケーションを図ろうとする時間も増えると思います。しかし、この方法は根本的な問題解決にはいたりません。なぜなら、根本的な解決策を見いだすためには、コミュニケーションの本質を理解しなければならないからです。コミュニケーションの効果を改善するために、言葉づかいに注意することがもちろんです。でも、それだけでは不十分です。何より必要なのは、「相手の心をとらえること」なのです。

それに関して、アメリカ人の誰もが知っているトーク・ショーの女王であるオプラ・ウィンフリーを紹介したいと思います。心に触れるコミュニケーションの達人であるオプラのテレビ番組は、1986年から2011年まで、丸25年間、平日放映されました。そして、番組の中止が決定されたときでさえも、高い人気を誇っていました。

僕がコーチングを行っているCEOだけではなく、誰もが、オプラのコミュニケーションの手法を学べば、言葉遣いを超越する琴線に触れるコミュニケーションの秘訣が理解できると思います。以下に、僕の分析を掲載しますので、ご一読いただければ幸いです。

オプラ・ウィンフリー
続いて、女優兼人気司会者のオプラ・ウィンフリーのスピーチを分析しておきましょう。2005年に、NAACPホールで行ったスピーチを素材にします。ちなみに、NAACP(National Association for the Advancement of Colored People)とは、「全米有色人地位向上協会」のことをいいます。

Oprah Winfrey (Actress)

2005 NAACP Hall of Fame Induction Speech
There is a beautiful line in a Maya Angelou poem that I love called To Our Grandmothers. And the line says, “I come as one, but I stand as 10,000.” And tonight, I stand as 10,000 to the 10th power… (Long pause as audience applauds.) …representing all of those whose names we know made the history books: Lejeuner Truth, and Harriet Tubman, and Dr. King and the millions who didn’t. For those who marched and for those who prayed and for those who sang and bled; and for those who believe and for those who died, I stand as 10,000 to the 10th power. I stand for those who knew that a day was coming, a new day was coming, but never received a moment of notoriety a moment of applause for their courage, for their commitment, for their commands to be free. And because of them, today, I stand on solid rock. (Pause for applause.)

私の大好きなマヤ・アンジェロウの「祖母達へ」という詩のなかに、美しい一節があります。その一節は、こういいます。「私はひとりでやってきた。しかし、10,000人の代表としてここに立っている。」そして、今夜、わたしは、10,000人の10乗の代表としてここに立っています。(聴衆の拍手にともなう長い間)
 私たちが知っていて、名前が歴史の本の中に掲載されている人々を代表して。ルジューヌ・トゥルース、ハリエット・タブマン、そして、キング牧師、そして無名の何百万人もの人々を代表して。行進し、祈り、歌い、傷を負った人。信じた人々、命を亡くした人々。私は10,000人の10乗の人々を代表してここに立っています。夜が明け、新しい日がやってくることを知っていたにもかかわらず、名声の瞬間、彼らの自由になることに対する勇気、言質、意思への賞賛の瞬間を決して体験することのなかった人々。そうした人々のために、私はここに立っています。そうした人たちのおかげで、今日、固い岩として、私はここに立っているのです。(聴衆の拍手にともなう間)

It is the rock that I know they laid for me, for us, because I know they were the seed of the free. And because they were the seed, I get to be the fruit. I know this: I get to be the fruit and create new ground for freedom to blossom every day on my own television show. So I know this: I know that I live the most blessed life. Sometimes [when] I wake up in the morning, I cannot believe it’s me. But there is not a day that passes that I do not stand in remembrance of how I got over. My soul does not have to look back and wonder how I got over. It knows how I got over. This I know for sure. This I know for sure. That God can dream a bigger dream for you than you can ever dream for yourself. (Pause for applause.)

その岩は、私や私たちのために彼らが置いてくれたものであることを、私は知っています。なぜなら、彼らは、自由の「種」でったことを私は理解しているからです。彼らが「種」であったので、私が「果実」になったのです。わたしは知っています。私が「果実」になり、自分のテレビ番組で毎日花を咲かせるように、自由のための新しい土(すなわち、基礎)を作り出すことができるのです。ですから、私は理解しています。自分が最も祝福された人生を生きていることを。ときどき、朝起きたとき、自分が自分であることを信じられないときがあります。でも、どのようにして今の自分に到達できたのかを思わずに過ぎる日は一日もありません。私の魂は、過去を振り返り、どのようにして今の自分になったのかを考える必要はありません。私の魂は、私がどのように現在の私になったのかを理解しています。その点は確かだと思っています。そう、確かだと思っています。神は、あなた自身で考える以上の大きな夢を抱くことができます。(拍手のための間)

Since I was a child, I’ve asked God, “How do you use me, and how will I leave in that dream?”So I thank you Julian Bond. I thank you, NAACP for this great acknowledgment, for being in the hall of fame. And I believe I’m gonna run on to see what the end will be, and keep surrendering to God’s dream for me.

子供の頃から、私は次のような質問を神にしてきました。「神よ、あなたは私をどのように利用されるのですか?私は、どのようにあなたの夢のなかにいればいいのですか?」。ジュリアン・ボンド(公民権運動の指導者)に感謝します。私を、栄誉殿堂に承認していただいたNCAACPに感謝します。私は、自分自身が、結末がどうなるかを見とどけ、神が私のためにくれた夢に身を捧げ続けると信じています。
 オプラのトーク番組を見たことがある方なら、彼女が視聴者と強い絆を作ることに長けていることを容易に理解できるでしょう。顔の表情やジュスジャーを巧みに用い、口調を調整することにより、相手の質問に感動的に答えたり、自分の意見を力強く述べたりします。彼女は、コミュニケーションの達人です。
 上記のスピーチは、2005年にNAACP (National Association for the Advancement of Colored People = 全米有色人地位向上協会)の殿堂入りの授賞式に行われたスピーチです。僅か3分間に、上記の感動的な受賞スピーチを行いました。
 そのビデオを以下のリンクで見ると、彼女が活用する非言語的な手法が理解できます、彼女の顔の表情の変化、絶妙な「間」(ま)のとりかた、そしてアイコンタクトが特筆されます。このスピーチでは、オプラは原稿なしで演説しました。その結果、彼女は、常に聴衆と目線を合わせて、まるで彼らと話しているように演説をしたのです。



それらの非言語的な手法にくわえて、次のような文学的な手法を通して、より一層印象的な演説を展開しました。
 聴衆が誰でも知っている黒人の作家であるマヤ・アンジェロウ(Maya Angelou)の引用を紹介し、聴衆に仲間意識を抱かせました。「I come as one, but I stand as 10,000」というその引用が、誇張法(hyperbole)に当たり、そのままでも聴衆の関心の注意を引きます。オプラが大胆なのは、その言い回しを「I stand as 10 to the 10th power!」とさらに誇張した点です。そのうえ、さらに、聴衆がオプラの誇張やその話しを十分に消化できるように、戦略的に、無音の休止を入れます。その「間」を使って聴衆が拍手をし、会場全体がさらに盛り上がります。
 オプラは、聴衆との絆を構築・強化するために、馴染みのある著者の引用を使うだけではなく、聴衆が日常会話でよく使う言葉や言い回しも巧みに使っています。太い斜体で示した「gonna」と「got over」がその例です。
 一方で、人種差別を廃止するための努力で歴史的に有名になった数人を紹介したすぐ後に、対照的に無名の努力者を讃えます。そうすることで、後者と同じ立場にある聴衆の心をつかみ、「一体感」をさらに強めます。
 明確なメッセージを伝えるために、オプラは、rock(岩)、seed(種)、やfruit(果実)のような想像しやすい言葉を通して、彼女の成功を可能にした自由についての抽象的な話を具体化し分かりやすく表現します。
 同様に、簡単な文系や単語反復を活用します。例えば、文書の第一目の段落に5回「stand」という単語を言い、第二目の段落に、8回「know」という言葉を言います。これらも、聴衆の理解を容易にするとともに、効果的な印象付けに貢献しています。

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1989年米国ペンシルベニア大学ウォートン・スクールを卒業。その後ペパーダイン大学を皮切りに、イリノイ大学、南フリダ大学を卒業。MBAを含め2つの修士号と博士号を取得しました。日米合弁IT関連企業、スイス系証券会社、米系銀行、そして日系外食企業など幅広い業界の勤務を通して様々なビジネス経験を積みました。趣味は、水泳、読書(村上春樹氏の大ファン!)、ピアノ、そして様々な国の言葉を勉強する事です。ちなみに、2年前から新たに中国語勉強に励んでいます!この記事についてのご質問、感想、また意見を歓迎します。また、共同研究者である杉本有造氏とともにコンサルティング業務も行っていますので、お気軽にご相談ください。

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ビッグブラザーとオバマ政権のプリズム問題
$Pepmalibuのブログ-PresidentObama

今やっと、『1Q84』を読んでいます。村上春樹氏の大ファンなので、数年前に『1Q84』が発売されたときに、すぐ購入する予定でした。でも、仕事が忙しく、仕事に関係する書籍を読んでいた結果、『1Q84』を読む暇もありませんでした。それ以降、暫くの間、忘れていました。2ヶ月前に、紀伊國屋書店で見かけ、やっと購入しました。まだ読み終わっていないですが、期待通りに面白く、仕事帰りの電車の中で楽しんでいます。仕事で頑張った一日のご褒美です。

村上氏の『1Q84』と違って、題名の似ているジョージ・オーウェルの『1984年』にはがっかりしました。そのストーリーを簡潔にまとめると、架空の国であるオセアニア(Oceanian)がイングソック(Ingsoc)と呼ばれる政党に治められています。この党はオセアニアが理想郷だと宣伝していますが、実はビッグ・ブラザーという独裁者に支配されています。イングソックでは全ての通信が傍受され、どちらを見ても、「Big Brother is watching = ビッグ・ブラザーが見張っている」と言う忠告があります。

偶然、私がその小説を読んだ年は1984年でした。高校の国語(英語)の授業で、古典小説を読む宿題を出され、先生にもらったリストの中で、一番短いものでした。読後に、僕が生きていた現実からほど遠く、かなり極端な話のように思えて、がっかりしたことをまだ覚えています。その頃は、アメリカも他の諸国も決して、ビッグ・ブラザーのような政治になると思っていませんでした。

でも、その当時から、僕の考え方が徐々に変わってきています。その一つの原因が就職活動でした。28歳のときに、大学院に戻ろうと思っていましたが、ある新聞の求人広告に目がとまりました。米中央情報局(CIA)の求人広告でした。外国語のできる経済学、工学の卒業生を募集していました。僕は、実際に応募してみました。書類選考に合格し、筆記試験を受けました。それにも合格したので、面接を受けました。試験の過程で、募集している職種が、いわゆる「スパイ」の仕事だと分かりました。しかし、CIAは、スパイとは呼ばれず、「カバー・エージェント」(cover agent)という名称を使っていました。カバーという言葉は、派遣される国で、自分がスパイだという身元を「cover」 (隠蔽する)ために、別の架空の仕事の役名を与えられるために使われていいます。

そのとき、いくつかのことを考えました。まず、倫理的に、これはアメリカがすべきことなのかなと思いました。僕の基本的な答えは、「いいえ、すべきではない」でしたが、他の国もやっているので、「仕方ない」ということでした。「9・11」のテロ発生以降、僕のこの考え方はより一層強まりました。一方で、私は倫理的にはいまだに疑問に思っています。

もう一つ思ったのは、他の諸国もやっているし、国の安全保障にも不可欠な活動なのでやるべきなのですが、それでも、限界があるということです。僕がCIAに応募した当時は、米国連邦政府の活動も限界を越えていないと思い込んでいました。しかし、それは20年も前のことでした。当時と今とでは、状況が変ったかもしれません。この6月に、元CIA職員であるエドワード・スノーデン(Edward Snowden)氏によれば、連邦政府の「違法な」活動が存在し、国家安全保障局 (NSA) のプリズム(Prism)によるデータ収集のプログラムがあることが公にされました。プリズムの記事を読んだとき、少し極端ではないかと思いました。同時に、(僕自体は存在について懐疑的だった)「1984年」の小説で指摘されたビッグ・ブラザーが実際に登場したと少し怖く感じました。

プリズムとは、最近まで展開された情報収集作戦です。これにより、いくつかの連邦政府機関が9社のインターネット企業を通して、電子メールのやり取りや保存されたデータのような幅広い情報に入手できるようになりました。プリズムでは、連邦機関が情報を必要とする場合は、裁判所の認定を受けいちいち令状を手に入れる必要はありません。実は、FBI(米連邦捜査局)が作戦活動の対象としている会社の中に設定した傍受部門から直接、中央情報局や国家安全保障局などの機関にメールなどのインターネット情報が転送されます。現在、Microsoft、Google、Yahoo!、Facebook、PalTalk、YouTube、Skype、AOL、Appleが作戦に関与しているそうです。

少し怖い気がします。でも、これは、一般国民について情報を収集するためではなく、国家の安全を脅かす組織や人間を対象としているので、その範囲内の活動なら、一市民として我慢するしかないと思っています。僕個人としては、このような作戦がない方がよいと思いながらも、国家の安全のため不可欠という結論に到達しています。僕の高校の時代に、ビッグ・ブラザーは、米国の市民の行動を見張っていなかったかもしれませんが、現在、確かに見ています。でも、今のような優しいビッグ・ブラザーである限り、その必要性は認めざるを得ません。




英語塾

以下のビデオはPrism作戦を暴露したSnowden氏についてのCNN放送です。それを聞いた後に、次の問いに答えてください。




“Edward Snowden Breaks his Silence”


T: True F: False

1.  Snowden has asked more than 19 countries to grant him asylum. T F

2.  Russia is still considering granting Snowden asylum. T F

3. The PRISM program was established by the Bush Administration.  T F

4. Snowden alleges that the U.S. is pressuring other nations to deny his request for asylum. T F

5. Though Germany is angry about the U.S.’ electronic surveillance program, France is not.
                                T F

<推薦図書>
本ブログの著者ジョセフ・ガブリエラと杉本有造は、両者ともにMBAの保有者であり、英語と日本語の両方でエレベーターピッチを実施する豊富な経験を有しています。くわえて、両者の経験を活かして、ビジネスパーソンに対して、仕事の現場で直ちに活用できるエレベーターピッチの技法について指導しています。エレベータースピーチのテクニックを習得したいと思われている方に、二人の共著『エレベーター・スピーチ入門~アメリカビジネスで成功するためのプレゼンテーション&自己イメージ作りの技法』を読まれることを強くお勧めします。

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このブログは、ジョーが執筆し、皆様にお届け致します。ジョーことジョセフ・ガブリエラは、2000年に来日したアメリカ人。格闘技ファンなら誰でも知てる、K-1ファイターのアンディー・フグ氏にそっくり!

1989年米国ペンシルベニア大学ウォートン・スクールを卒業。その後ペパーダイン大学を皮切りに、イリノイ大学、南フリダ大学を卒業。MBAを含め2つの修士号と博士号を取得しました。日米合弁IT関連企業、スイス系証券会社、米系銀行、そして日系外食企業など幅広い業界の勤務を通して様々なビジネス経験を積みました。趣味は、水泳、読書(村上春樹氏の大ファン!)、ピアノ、そして様々な国の言葉を勉強する事です。ちなみに、2年前から新たに中国語勉強に励んでいます!この記事についてのご質問、感想、また意見を歓迎します。また、共同研究者である杉本有造氏とともにコンサルティング業務も行っていますので、お気軽にご相談ください。

ジョセフ・ガブリエラ  博士/MBA
東洋大学
gabriella@toyo.jp
jjapan1802@yahoo.co.jp

「世界のどこでも働ける日本人になろう」

「アメリカ・ビジネスの最前線を切る!」

「Venture Into Japan」

杉本 有造  博士/MBA
IES全米大学連盟・東京センター
(The Institute for the International Education of Students, Tokyo)講師
gpmalibu@yahoo.co.jp

© 2013 Joseph Gabriella, Ph.D., MBA. All rights reserved. 無断複写・転載を禁じます。






ウルスラ・バーンズとは誰でしょうか。
$Pepmalibuのブログ-UrsulaBurns


コンドリーザ・ライス氏を知らないアメリカ人はいないと思います。特に女性中で。前ブッシュ政権の国務長官を務めました。国務長官になった初の女性ではありませんでしたが、初の黒人女性でした。偶然にも、ライス氏の前に国務長官を務めた元軍人であるコリン・パウエル氏が初の黒人でした。男女を問わず、日本人の中でもライス氏の知名度が高いようです。

ウルスラ・バーンズという名前を聞いたことがありますか。ライス氏と同様に黒人の女性ですが、連邦政府ではなく、民間企業に勤めています。両親ともに大学を卒業した恵まれた家庭で育ったライス氏と対照的に、ニューヨーク州にある低取得者の家庭で育ちました。それでも、努力した結果、名門のコロンビア大学を卒業し、ゼロックスの最高経営責任者(CEO)兼会長に上り詰めました。

白人の女性でも非常に少ない米国の社長のなか、バーンズ氏が着任したとき、優良企業の初の黒人女性のCEOとなりました。時間があれば、2012年11月12日版の『日経ビジネス』に掲載されるバーンズ氏についての記事を読むことをお勧めしますが、その事前資料として、以下のエレベーター・スピーチを用意しておきました。



Ursula Burns, First African-American CEO to head a Fortune 500 Corporation

As in most Japanese companies, many American company’s CEOs come from the ranks of males. The number of females at the top is quite limited. Black CEOs are also rare, but black females virtually unheard of. That is why you have probably never heard of Ursula Burns, the first black, female chairman and CEO of Xerox, a Fortune 500 Company. Initially joining Xerox as a mechanical engineering intern in the summer of 1980, Burns led several businesses including the company’s color and office networking businesses. She was promoted to Xerox president in 2007, then to CEO in 2009. Burns led the company’s acquisition of Affiliated Computer Services, Xerox’ s largest ever, that same year. In 2010, she was promoted to Chairman of the Board, a position from which she not only leads the world’s largest business-process and document-management business, but also serves as an inspiration and role model to aspiring businesswomen the everywhere.


ウルスラ・バーンズ、フォーチュン500企業のトップに
なった最初にアフリカ系アメリカ人


「フォーチュン500」にランキングされる優良企業のCEOになった最初のアフリカ系アメリカ人女性。ほとんどの日本企業がそうであるように、アメリカ企業のCEOの多くは男性です。企業のトップに立つ女性経営者の数は限られています。アフリカ系アメリカ人のCEOの数はさらに少なく、アフリカ系アメリカ人女性のCEOなど実際に聞いたことがありません。そういった事情も影響し、ゼロックス社、つまり、フォーチュン500にランキングされる優良企業のCEO兼会長に就任した最初のアフリカ系アメリカ人女性、ウルスラ・バーンズのことを知らなかったのでしょう。彼女は、1980年、最初に機械エンジニアの夏期インターン(研修生)として、ゼロックス社に入りました。その後、彼女は、企業カラーデザインやオフィスネットワークなどの部門を率いました。2007年、ゼロックス社の社長に昇進し、2年後の2009年、最高経営責任者(CEO)に就任しあした。CEOになった年、彼女は、Affiliated Computer Services社の買収を手がけました。それは、ゼロックス社史上、最大の企業買収でした。2010年、彼女は取締役会会長に昇進しました。つまり、世界最大のビジネス・プロセス兼ドキュメント管理ビジネスを率いる唯一最高の役職に就いたのです。同時に、彼女は、世界中のビジネスウーマンの憧れと目標としての重要な役割を担うようになったのです。

なお、ウルスラ・バーンズをここで取り上げたのは、次のような日本女性の社会進出の実態と関係があります。

 今日、日本では、男性であれ、女性であれ、学校を卒業後、就職し、あるいは仕事を持つのが一般的です。一方で、依然として、女性のなかで、就職ではなく、「結婚」し「専業主婦」になることをキャリアの選択として選ぶ人たちもいます。

 アメリカ人、あるいは西洋人のなかで、少なくない日本の女性が「結婚&専業主婦」をキャリアの道筋として選択する現象を不思議に思う人たちも少なくありません。くわえて、いわゆる「OL」(オフィス・レディー)という職種も、日本固有のものになっています。

 世界標準でみれば、女性のキャリア選択として、ウルスラ・バーンズのようなケースが理想だとえいえます。そういったことを、日本の読者に認識してもらうために、ウルスラ・バーンズをテーマにしたエレベーター・スピーチの例をここで紹介したのです。



英語塾


上記で紹介した日経ビジネスの記事もしくはウエブ検索などで、バーンズ氏についての情報を収集し、このブログに掲載してあるようなエレベーター・スピーチを作成してください。以前のブログの繰り返しになりますが、エレベーター・スピーチとは一分間程度で、簡潔でまとめた話しです。バーンズ氏のような有名人についてのエレベーター・スピーチを作成するに当たって、次の点を念頭に置いてください。

著名人などをテーマにしたエレベーター・スピーチを行う場合、配慮したい基本的な項目は次のものです。

基本的な項目と重要なポイント

【基本な項目】

1.著名人の名前を始め、基本的な個人情報を述べます。例としては、年齢、あだ名、性別、国籍があります。

2.どのような理由で有名になったかを説明します。

3.有名になった「道のり」「軌跡」を紹介します。この場合、時系列の形式で事実を並べることが多いですが、それが唯一の方法というわけではありません。

4.その著名人の例から学べる教訓を説明します。



【重要なポイント】

1.その著名人の最近の活動が「中だるみ状態」、あるいは芳しくない場合、その事実に触れない方がよい場合もあります。

2.著名人からの教訓を最後に述べれば、強力な締めくくりになるだけではく、聴衆の印象に残りやすくなります。

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1989年米国ペンシルベニア大学ウォートン・スクールを卒業。その後ペパーダイン大学を皮切りに、イリノイ大学、南フリダ大学を卒業。MBAを含め2つの修士号と博士号を取得しました。日米合弁IT関連企業、スイス系証券会社、米系銀行、そして日系外食企業など幅広い業界の勤務を通して様々なビジネス経験を積みました。趣味は、水泳、読書(村上春樹氏の大ファン!)、ピアノ、そして様々な国の言葉を勉強する事です。ちなみに、2年前から新たに中国語勉強に励んでいます!この記事についてのご質問、感想、また意見を歓迎します。また、共同研究者である杉本有造氏とともにコンサルティング業務も行っていますので、お気軽にご相談ください。

ジョセフ・ガブリエラ  博士/MBA
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杉本 有造  博士/MBA
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