Netflixオリジナルドラマ『Never Have I Ever/ 私の”初めて”日記』のスター、ダレン・バーネット(Darren Barnet)が、ヴィクトリアズ・シークレット(Victoria’s Secret)の姉妹ブランド、「PINK」(ピンク)初のセレブリティ男性ブランド・アンバサダーに就任した(「USA TODAY」, April 22, 2022)。
「PINK」とは、アメリカの人気ランジェリーブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」の姉妹ブランドで、主に、高校生・大学生世代をターゲットにしている。
ちなみに、「Never Have I Ever」とは「I have never」の倒置法で、そこにeverをつけてさらに強調している表現である。「今まで一度もしたことがない」という意味になる。
用例としては、「Never have I ever run a marathon.」。
(今までに、一度もマラソンを走ったことがない)
「never ever」を使っている似た表現として、テイラー・スウィフトの楽曲のタイトルもある。
「We Are Never Ever Getting Back Together」
(私たちはもう決してヨリを戻したりしない)
『Never Have I Ever/ 私の”初めて”日記』は、2020年からNetflixで配信されているアメリカの人気コメディドラマシリーズ。インド系アメリカ人女子高生の青春ドラマだ。
さて、バーネットのPINKヘの参加は、「ブランドの継続的なインクルーシビティ(Inclusivity)への注力の一環 」として発表された。
「インクルーシブ」(Inclusive)とは、日本語にすると「包み込むような/包摂的な」という意味になる。日本語にしても、何か抽象的でわかりにくい。
もう少し具体的に説明しよう。「インクルーシブ」は、「ソーシャル・インクルージョン」(社会的包摂)という言葉からきている。これは「あらゆる人が孤立したり、排除されたりしないように援護し、社会の構成員として包み込む、支え合う」という意味である。社会政策の文脈でよく使われている言葉だ。
最近は、「ダイバーシティ&インクルージョン」(Diversity and Inclusion)という言葉のペアでよく表現される。「多様性(ダイバーシティ)」を認め合ったうえで、受け入れて活かす、という意味になる。
俳優ダレン・バーネットは、PINKのジェンダーフリー・コレクションを宣伝し、彼のお気に入りの商品のリストを作成する予定だ。また、同社のメンタルヘルスに関する取り組みや、若年層を支援するキャンペーンにも参加する予定だ。
今回のバーネットのアンバサダーとしての採用は、ヴィクトリアズ・シークレットやPINKが、今後、ジェンダーフリーやメンズ商品を積極的に投入していくことを検討していることを示唆しているかもしれない。



