日本4-2-3-1。西川くん、駒野、今野、栗原、長友、遠藤、長谷部、松井、△、香川、前田遼一。
W杯で涙を流した駒野、Jでの活躍がついに認められた前田、絶好調男、香川に頑張ってほしいところ。
それにしても西川くんがスタメンとは…世代交代を感じずにはいられない。

韓国はイチョンヨン、キソンヨン、パクチー、パクチュヨン、くらいしか知らないので割愛。

ザックになって初の日韓戦。
ここで勝てるとザッケローニも改革しやすいよねって話。
てことで宿命のなんたら
とかは別にしても結果が求められる試合。


☆新たな形☆
そして始まった前半戦。
日本はCB2枚が低めに位置どり、パス回しで組み立て。
遠藤、長谷部が下りてきて数的優位をつくりだし、縦に早いビルドアップで変化をつけるという形。
松井、香川とともに縦への突破が期待できることで韓国DFにとっては脅威的な攻撃をできていた印象。
また前田遼一はスペースに動いたり、はたまた困ったときのロングパスの的になったり、ボールがしっかりと収まったりと、森本や岡崎とは違って攻撃にバリエーションを与えていた。
素早い反転から独力でしかけることもできるなど、やはりバランスのとれた万能型FWだなあと改めて実感。
ドリブル突破は止められていたけども。


守備に関しては、やはり4-4のブロックを作り、相手を中央から追い出す→サイドで奪いきるという形が基本。
本田、前田、香川、松井は前プレでパスコースを限定させていた。
サボるときもあったけども。
ただ本田が献身的に相手CBのパスコースを限定していたのが印象的だった。
その結果、韓国DFのロングパス精度は低くなる→日本DFが競り勝つという非常に論理的な展開に。
今野や駒野でさえ競り勝っていた。
いくら相手がW杯で対戦したデンマークのような相手でなく、韓国であるとはいえども、
中澤、トゥーリオを欠くメンツでこれほどまでに競り勝ったというのは効果的な前プレの成果ではないだろうか。
また、プレスのかける位置やタイミングが明確にされたという話を聞いたが、まさにその成果が出ているきがした。
守備ブロックが崩されることはあまりなかったし、韓国の縦に長いパスを効果的にカットできていた。
ただし、イチョンヨンのパス精度が異常だったので恐ろしかった。
でも韓国は全体的には大事な場面でパスミスが多い感じであった。

かくして前半半ばあたりから日本は自分たちが意図したとおり、
高い位置でのカット→ショートカウンターなどで試合をコントロールし始める。
しかし韓国も4-4でブロックを作ってくる形でそれを崩しきれない展開。
こういう展開のままだと勝負強さで言うと韓国に軍配があがるので怖いよね。
だから後半にザックがどう手をうってくるのか期待だねって話。

ザックが提唱しているコンパクト、バランス。
というのに日本は早くも適応しているイメージ。
カットされてもフォローできる→危ない展開にならない。
逆にカット→ショートカウンターと効果的にうつれていた。
また日本のSBは内田、長友と、韓国のSBとは異なりガンガン攻撃参加しようぜ
てタイプなので韓国DFは自らがあがる余裕はあまりなかった。
またU-19では浮き彫りとなった一対一の場面では打ち勝つ場面が目立っていたのは非常に好印象であった。
ただセットプレーでは高さで負けていたのが怖いところ。
またイチョンヨンの突破、パス精度は脅威的。
パクチーいたらますます怖かったなと。
また韓国の前線が時折見せるクリエイティブなプレーには冷や冷やとさせられた。
△のミドルは明後日の方向にとんでいたが雰囲気はあったなと。
ただそれではダメだなーと。


そして後半戦。
韓国はキソンヨン投入。
相変わらず向井理にしか見えない。
キソンヨンがボールを持てるのが中々怖いところだった。
でもそれなら俺もできるよってことで△さんが躍動。
△はロングボールの的にもなったりと、やはり欠かせない存在になっている。
逆に香川は消えていた。

後半からは前半とは変わって韓国のペース。
日本は前4人が持ったときに韓国DFが複数人であたってくる
+疲労からか日本のフォローが遅れる。
と前半に比べてポゼッションできない→韓国が人数をかけて攻めてくる→日本のDFラインが低い位置に下がる→間延びして4-4ブロックが崩れて韓国選手が自由に+セカンドボール拾われると前半とは逆の展開に。
ザックも必死に指示を出していた。
ただここを耐え忍べないようじゃあいつまでも韓国には勝てないわけで。
ただこんな中でも内田くんは果敢にオーバーラップしていい形をつくると陰ながら日本のペースに戻すために貢献。
しかし、せっかくいい位置でボールを受けてもバックパスをしたり、もったいないパスを出したりと、そこからの成長に期待したいところ。
こうして余裕が生まれた日本。
縦に早くだけでなく、横にも広くコートを使い、コントロールしようと試みる。
でも韓国にはパクチュヨンのように一人で流れを破壊できる選手がいるわけで。
気を抜けない展開が続く。
長谷部が長い距離をドリブルで運んでいたのが非常に印象的だった。
チームでもこういうプレーができたらね。
しかし、この試合は縦への推進力というJ時代の良さが非常に目立っていた。

香川はいいスペースは見つけるものの厳しいチェックに潰されるシーンが目立った。
やはりバリオスという絶対的なエースがいるクラブとは違い。
香川へのチェックは相当のものだった。
絶対的なエース不在の日本ではバイタルでスペースを作れないというのが痛い。
またこの苦しい時間帯に本田さんが非常に献身的にパスコースを限定していたのが印象的だった。
やはり彼は守備が得意なのだろう。
後半も半ばになると、パスが短いものだけになり、岡田ジャパンを彷彿とさせるものになってしまった。
そこで香川→細貝。
細貝投入とともに4-3-3に変更。
しかしここからプレスをかける位置、そしてマークが曖昧に…
こうなってくるとカウンター→サイドからセンタリング→フリーで合わせられる。
と危険な場面もあったがそこはキーパー正面などの幸運も相まって事なきをえる。
そんな状況を一対一の強さと献身的な動きで何とか防ぐ本田さん。
まさに△。
あれだけ嫌がっていたクラブでの守備的なプレーが代表で活きるという皮肉。
しかし一対一の強さを発揮し始めた本田はカットからドリブル突破と、香川がいない日本で長谷部とともに違いを生み出す。
長友も自信を持ってプレーできているが、やはり本田さんは代表にとって欠かせない選手となっている印象。
困ったときはとりあえずボールが収まるところがまさにそうである。
10番を継ぐのはやはり彼なのだろうかと思ったり思わなかったり。

続いて絶好機で決めきれなかった松井→金崎夢生。
その後、遠藤→憲剛。
攻めの交代とは言うものの、スーパーサブがボランチというのが日本の悲しいところであった。

その後も本田タイムが続くがスコアレスドローのままタイムアップ。


☆総括☆
非常に似通った戦いをする2チームの戦いであった。
素早い攻守の切り替えと、一対一の局地戦が印象的な試合だった。
前半は狙い通りの試合運びをできたものの、後半は韓国のロングボール攻勢にペースを握られた日本代表。
やはり運動量が落ちてくると、前プレが遅れ、今野、栗原では競り負ける場面も出てきた。
しかし、中沢、釣男という選択しかなかった日本のCBとしては、今日素晴らしいパフォーマンスを見せた今野の台頭は素晴らしいことである。
栗原も経験をつめてよかったのではないだろうか。
ザック就任後2試合目にして、DFに関しては手ごたえを感じられた試合だったのではないだろうか。方向性に自信を持てた印象である。
だがしかし、積年の問題である攻撃の迫力というものは物足りない印象であった。
カウンターをしたものの迫力はなく、香川も厳しいチェックの前に沈黙していた。しっかりと守備ブロックを作られたら、攻撃の迫力のなさは致命的となり、全くと言っていいほど得点の雰囲気はなかった。
ザッケローニがそこをどのように改革していくのか非常に興味深いところである。
それにしても、流れというものを無視して決定的な場面を作りだせる韓国はやはり強いと感じた。ここにパクチーがいたら…っていう話はたられば論に過ぎないのでやめにしよう。
まずは名古屋から。
オールコートマンツーマン的なシステム配置。
一対一で絶対負けないで安定した攻撃目指すイメージ。
↑パス回しで自分たちのリズムに持ってきて
人と人の間のスペースをうまく使っていた。
バルサ的な。
それこそシャビイニ的な感じで、相手から一歩や半歩離れたプレーがうまい。
とくにジーニョさんと森岡。
この二人は受けるときに絶妙な距離間をとるからボールを失わない。
さらにしっかりと連携のとれたポジションチェンジを行うことで
ギャップを生み出し
相手のDFを困らせていた。
さらに戻りが早くて相手のカウンター許さない。
マンツーマンで誰に当たるかもしっかり意識されている。
自陣ではほぼ完璧にマンツーマン。

遅攻・速攻の使い分けもうまい。
特にジーニョさんの判断力は素晴らしい。
ただし大量リード時点までに限る。
あとピボに入れる選手が二人以上いるのもでかい。
それがポジションかぶらないのもまたすごい。

名古屋対策としては、1番はショートカウンター狙いかと。
がしかし前プレをかけるというよりは
マンツーからの一対一でかつショートカウンターが効果的なのかと。
やはりゾーンで守りきろうとするとマークの受け渡しのズレをつかれる危険性あるので。
ただ一対一で簡単にやられたら話は別。
そういう意味で
リカルジーニョ、森岡さんの二人が同時に存在しているときの破壊力は脅威。
これに対する対処は次回札幌に期待。


神戸ひらめき電球
前半。底一人残して前3人が前プレ的な。
高い位置に三人がプレスかけてたから前半は機能

後半はプレスの位置が低くなり、相手にスペース与える→名古屋ペースに
戻りが遅いのも響いてマークにつけきれない。
ただ前半の神戸の10番は相手に脅威を与えていた。
後半のタイムアウト後に前プレ再開。
今度は1枚が前プレで三人引くてきな。
これも機能していた。
1-3がコンパクトにされていたのがよかった。
↑こういうときにDFの後ろのスペースを使われるとどうなるのか気になるところ。
て思っていたら…
結局はカウンター狙いが1番というパターンで名古屋が得点。
カウンターで守備が苦手そうなところをつく。
体格差とか。
そこでばたついてマークが甘くなったとこをつかれるっていう最悪パターン。
やっぱ自陣ゴール付近でゾーンはきついよねって話。

神戸の攻撃パターンは基本的に2パターン。
ショートカウンター的にアラがカットしてpivoと二人から3人で速攻を目指す。
しかしこれは名古屋のボールロストが少なかったのと、
神戸の速攻に迫力と判断力と正確さが欠けたのであまり機能せず。
もうひとつは
自陣でカットして相手陣内深くのスペースに走り込んだpivoにロングパスというもの。
これは中々チャンスを生み出していたが、
やはりpivo個人の能力の問題から独力で得点は難しいよねって話。
マンツーだったし、名古屋の戻りも早かった。
また味方の上がりも距離がありすぎて遅れ気味であった。
この攻撃が決まっていればまた違う形だったのかな
とか思ったのだが所詮たらればの話。


まあ結局は
個人でも組織でも高いレベルで仕上がっている名古屋は
やっぱ強いよねって話。
バルサが強いのと全く同じ理論なわけで。
ただそのバルサも負けるわけで。
ってことで次回は開幕戦で名古屋を引き分けに持ち込んだ札幌にやっぱり期待。
どんな対策してくるのか楽しみ。
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