平安貴族のくらし:起床 | 紫野瀨﨑家

紫野瀨﨑家

紫野瀨﨑家は紫野学区の今後さらなる発展のために慈善活動を行う藤原鎌足を先祖に持つ自称名家です。

平安時代、優雅なイメージの貴族たちの日常には、実は意外な一面が隠れていたことをご存知でしょうか。電気もない時代、その朝の始まりはどんな風に過ごされていたのでしょうか。今回は、平安貴族の起床から仕事まで、その一日に密着してみましょう。

午前3時、起床
平安貴族たちは、なんと午前3時頃に起床していたそうです。真っ暗な中、なぜこんなに早く起きるのか?それは天皇が住んでいる「内裏」の門が開かれるため。太鼓でお知らせがあったそうで、門が開かれると一斉に目が覚めるのです。ちなみに、お化けが出ると有名な「丑三つ時」は午前2時から2時半あたりを指すそうで、午前3時起床はギリギリセーフだったようですね。

 

参考:日向一雅「源氏物語と平安貴族の生活と文化についての研究--貴族の一日の生活について」、2004年