ナスの話 | 紫野瀨﨑家

紫野瀨﨑家

紫野瀨﨑家は紫野学区の今後さらなる発展のために慈善活動を行う藤原鎌足を先祖に持つ自称名家です。

ナスの栄養素と薬効についてご紹介します。

ナス果実の93%以上は水分です。他の野菜と比べると低カロリーで、脂肪燃焼ビタミンといわれるビタミンB2などをバランスよく含んでいます。ビタミン類はほとんど含まれていないとする意見もありますがビタミンCや、カリウムカルシウムなどのミネラル類は比較的少ないながらも、まんべんなく含まれています食物繊維淡色野菜としては平均的な量です。またナスにはコリンという機能性成分が含まれています。このコリンは無色の強アルカリ性物質で、血圧コレステロールを下げる動脈硬化を防ぐ、胃液の分泌を促す、肝臓の働きを良くする、気分改善効果などの作用が認められています。「茄子紺」とよばれるナス果皮の暗紫色の色素成分は、ポリフェノールの一種で、アントシアニン系の色素ナスニンです。ナスニンには抗酸化作用があり、動脈硬化予防や老化予防などに効果があるとされています。、またナスニンは水溶性で、加水分解によりデルフィニジンとなり、ニッケルイオンが存在すると安定した(えん)をつくるという特徴があります。ナスの漬物を作るときに鮮やかな色を保たせるために、ナスと一緒に鉄くぎなどを入れるのはこのためです

ナスの果実、茎、へた、根、花などは薬用にできるため、民間療法で、打ち身捻挫やけどしもやけ腫れ物イボあかぎれ二日酔いなどに薬効があるといわれています。果実は茄子(かし)、へたは茄蔕(かてい)と称して生薬になります。打ち身、捻挫、軽いやけどには、十分に冷やした果実を縦切りにして、切り口を患部に当てることを何度も繰り返すと、効果があるといわれています。しもやけには、乾燥した茎10 - 20グラムを水600 ccで煎じた液(水性エキス)で、患部を洗う。腫れ物には、乾燥したヘタ10グラムを600 ccの水で煎じた液で患部を湿布する。イボには、切り口で直接患部をこする。あかぎれでは、乾燥した根10 - 20グラムを同様に煎じた液を患部につける。二日酔いの場合では、乾燥した花とクズの花を各5グラムずつ入れた水400 ccを煎じて、服用すると良いといわれています。ナスのへたの黒焼きを作って、粉末状にして食塩を混ぜたものは歯磨き粉代わりになり、歯槽膿漏歯痛口内炎に効果があるといわれている。には、果実を黒焼きにして粉末にしたものを1回量1グラム、1日3回服用する用法が知られています。ナスには鎮静・消炎の効果がある考えられてきたことから、日本では昔から茄子を食べると体温を下げて、のぼせに有効とされてきました。。和漢三才図会ではヘタにしゃっくり止めの効果があるとされいますが、俗信の域を出ないです。

引用:ナスWikipedia