iPhone使用歴・その2 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

そんな発売日当日に即購入したiPhone6S、かつそして鳴り物入りで登場した3Dタッチとライブフォトであったものの、そんな期待とは裏腹にあっという間に使わなくなってしまった。前者に関しては、いきなり全てのAPPが対応していた訳ではないとは言え、特にこれがあると便利という事もなく、使う必然性も皆無であったため、結局ほとんど使う事はなかった。Appleと失敗と認めたのか、ヘプティックタッチという長押しで似たような機能は代用されているものの、3Dタッチという技術そのものはiPhone11以降完全に廃止となった。

 

ライブフォトに関しても、発想は斬新だったとは言え、SNSでは対応していないし、またストレージの容量増加によりどう考えても普通に動画撮影した方が早いため、これもあっという間に使わなくなってしまった。さらに、アメリカではすでに対応済みだったアップルペイにも日本はまだ非対応であったし、スピーカーもまだモノラルであったため、正直結果論ではあるがまだ無印でも十分速かった当時としては変える必然性は皆無だった。

 

しかし、それでも機種自体には満足していた私は、翌年の7をスキップして丸2年使い続けた。そして2017年、満を持してほぼベゼルレスのiPhoneXが発表されるが、その当初はその奇抜なデザイン、そしてあまりにもダサいノッチのせいにより、とても買う気にはなれなかった。しかし、ちょうどiPhone6Sの動作のもたつきが気になってきた頃だったので、デザインを踏襲した正統進化系、悪く言えば単なるアッパーバージョンのiPhone8に機種変更した。

 

容量が256GBになり、ファイルのやりくりを必要としなくなった事、そしてステレオスピーカーになった事から、ヘッドフォンを使わずとも音楽を楽しめるようになった事により、ほぼ同じフォルムながら満足度はかなり高いものとなった。7以降、イヤフォンジャックがなくなったのは個人的には不満であったものの、エアポッズに関してはそのデザインにまだ賛否両論の時代であり、個人的にも価格が高すぎる事もあって非だったので、8の時代はずっと付属の有線ヘッドフォンを使用していた。

 

しかし、それから1年、どこのメーカーもiPhoneXに続けとばかりにベゼルレスばかりがリリースされ、気が付けばあっという間にこれがスマホのスタンダードとなっていた。特に、2018年4月頃から日本でもHuaweiの存在感が急激に増していき、低価格ながら高評価、そしてもちろん全てのスマホがベゼルレスであったため、次第に自身のiPhone8が時代遅れのように映っていったものだった。

 

そして、9月にiPhoneXSとXRが発表されると、増えたカラーバリエーションのおかげもあって一気に興味が増し、そして11月下旬にとうとうXSのゴールドに機種変更を果たした。XSを選んだ理由としては、自身初の有機ELというのが大きかったのであるが、当時はまだスマホにフラッグシップモデルは求めてはいなかったため、若干ベゼルが太いのを除けば後にXRでも十分かな?とも思ったので、正直スマホに12万ほど払ったことに当初は後悔もしたものだった。

 

しかし、日常生活にスマホほど使用頻度が高いものは他に存在しないし、結局は良いものを買えば長くも使える、またiPhoneであれば売値もそこそこするために、今ではスマホこそ金に糸目を付けぬべき、という考えになったものだ。特に、今の時代はSNSに画像をアップするのは当たり前となっているために、出来るだけ良い性能のカメラも欲しく、そうなるとフラッグシップモデル以外に選択肢はない。ただ、そうなるとiPhoneが一番優れている、という事もなく、それだけにフォーカスをすればHuaweiやSamsungの方が上だとは思うのだが、やはりアップデートやiTunesの使い勝手を考えると今更アンドロイドに変えるのは得策ではないと思っているので、そのままだ。

 

そして、以前の記事でも触れたよう、現在はiPhone12ProMaxを使用している。昨今の動画と電子書籍の需要のおかげで、初めてMAXを選択した。以前のモデルを店頭で見た時、これは大きすぎだろ~と思って今回も若干躊躇はしたのであるが、ノーマルでは大した違いはないだろう、と思って思い切ってMAXに変更した。確かに、最初にAppleStoreにて実物を目の当たりにした時は、でかい!と思ったものの、使い慣れていくうちに何とも思わなくなり、Kindle本の読みやすさもあって、今ではすっかり馴染んでしまった。

 

iPhone12Miniシリーズを展開しているよう、小さいスマホを求める声も少なからずあるのであるが、実際世界の売り上げ上位を占めているのはほとんどが6インチ以上のスマホである。結局、ネットのそう言う声はしょせん少数意見に過ぎないんだな、と思わされた案件であったが、やはり「大は小を兼ねる」ということわざがある限り、スマホの大画面化というのは必然的な進化であったのだな、と改めて思い知らされたものだった。