共通の話題・その2 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

移民局には8人ほどで行く事になり、
その中には俺の唯一のバッチメイトが居たんですけども、
これまでなかなか話しかけるチャンスがなかったから、
帰り際に2週目にして思い切って話しかけてみた。

そうしたら割と反応も良く、
帰りの車の中でもずっと話していたんだけど、
何と彼女はこれまで東京と大阪に行った事があるらしく、
日本の映画やアイドルなどにも関心があるらしい。

なんで結構話は弾んだんだけど、
当然の事ながら邦画も某Jにも興味があるはずなく、
もちろん韓国文化も言葉も全然知らないから、
この度に話題の引き出しの狭さを実感してしまう。

しようがないから、
韓国の野球選手は、ジブリ映画は知ってますか?
みたいなテンプレート通りの質問を繰り出してみたんだけど、
あいにく反応が薄く盛り上げる所までは行けなかった。

前にも書いたかも知れないけど、
俺って興味のあるものはとことん追求するけど、
ないものには徹底して抱かないかと言う、
典型的なオタク気質なんだよね。

だから2000年ぐらいまでの、
プロ野球やプロレス、そしてビデオゲームであれば、
それこそ1冊の本を書けるぐらいの知識はあるし、
英語での説明だって行える自信はある。

でもないものは本当にないし、
さらに最近はテレビもCNNしか付けてないから、
何が流行っているのかすら、
誰が人気なのかすらも分からない。

まあ今はネット社会だし、
昔ほどテレビに依存する必要はないんだけどね、
それでも芸能人とかマジ分からないし、
地上波付ける度に「誰だよ」ってレベルですよ。

だから日本文化に興味のある外国人と接しても、
なかなか話題的には苦しかったりするんだよね。

これがアメリカだったら、
ベースボールとWWEのいずれかでも好きであれば、
十分話を持たせる事も出来るだろうから、
そういう意味のメリットは大きいのかも知れないね。

因みに、一昨年にペンシルバニア在住の女性と、
スカイプで話した事があるんだけど、
当時まだ18だったにも関わらず、
「私はミッキー・マントルのファンなんです」と
言われた時はさすがに驚いた。

少しでもMLBに関心があれば、
誰もが知っている1950年代の、
NYヤンキースの名選手だけど、
日本で言ったら金田、稲尾、長嶋、野村らの時代ですよ。

マントルはもうすでに亡くなっているし、
現役時代もハンサムでNYのスターだったから、
単純比較する事は出来ないとはいえ、
それでも日本で20前後の女性が、
金田と江夏のファンです、
何て言うことはありえないし、むしろ知っていたら怖いレベル。

話は飛んだけど、
それだけアメリカでは
ベースボールが国技として尊重されているのだと思ったし、
正直今は行きたいとは全く思わないんだけど、
共通の趣味がある、って言うメリットは
やっぱり大きいものですよ。

もちろん香港人であれば、
さすがに世界的なヒーロー、
女性であってもブルース・リーのファンと言う人には
多くネット上とは言え知り合う事が出来たし、
いつの日か長期滞在する事があれば、
思いっきり彼の話で盛り上がってみたいものですね!