僕は、前に進んでいる。

僕の行く道に後退はない。


色々なものをこぼしながら。

なくしながら。

捨てながら。

それでも

みっともなく足掻いて生きている。


ここに

誇りや尊厳はない。


ただ生きるゆえに生きて。

いずれ来る死に向かって生きて。


みっともなさや。

みじめさや。

薄汚さや。

意気地のなさや。

無力さや。


そういった破れ目を

力まかせに広げ裂いて。

できた穴だらけの空洞に愛おしさを感じる。


僕の生には

僕を抜け出たような意味はない。

だからこそ

自分自身を大切に。

自分自身に愛情を。


僕の行く先と

きみの行く先は

交差していますか?