耳が千切れるかと思うような。
鋭い空気がピンと張って。
雪のちらつく23時過ぎ。


駅前のコンビニエンスストア前で
カップ麺をすするスーツ姿の中年男性が一人。


余計な思いだけれども。
彼を横目にして
ものすごくさみしくなった。