走行する電車に飛び込んで自殺を図る。

電車が止まってしまう。

賠償金はいくらくらいになるのだろう?


小話のタネに。

都市伝説的に。

しばしば語られるこの話題。


自殺のコスト





「自殺のコスト」

雨宮 処凛 著

太田出版











そんなこんなの

自殺について数量という方面から

記された本。


自ら死に向かう


という行為は

大変な労力を要する。

今のところ僕は

労力をそこに注ぐことなく

ここに生き残っている。

だから、一歩踏み出してしまった人の気持ちはわからない。


でも、「ごめんなさい」は生きていないと伝えられない。

逃げる場所はそこだけではない。


僕はあなたに何もしてあげられないけれど。

あなたが自分で何とかしないといけないのだけれど。