十年一昔と言うけれど、もう、十年が経つと思うと……。 | なせばなるなさねばならぬ

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 尼崎の脱線事故の日。


 当時住んでいた家の、近くにある高校の子が亡くなった。




 USJへの遠足の日で、ルートが自由な現地集合だったときいた。




運命というのは、本当に残酷で。





考え始めると、哀しくなる。



友達同士で、どの路線を使うか、何時に乗るか、


きっと、USJでスヌーピーに会えるかなと楽しみにしながら計画をたてたはずだ。




川西池田の駅まで、能勢電を使ったのかバスを使ったのか。




亡くなる前の彼女が、わくわくしながら眺めただろう景色が頭に浮かぶ。



あの日、遠足でなかったなら、他のルートを選んでいたのなら、



26、7歳で、つらいけれど楽しくもある生活を送っていたんだろうか。


もう、十年が経ったのか。








遺族の方々の哀しみを思う。



十年経とうが、二十年経とうが、家族を失った哀しみは消えはしない。







9時18分、黙祷をしよう。