読書メーター '15年6月 | 一歩一歩でいいんじゃない?

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水戸ホーリーホックをまったり応援する管理人のブログ。 サッカー以外の話題もあります。

6月は気がつけば4冊と多め。

結構、自分に合った本が多く、一気読みが多かった為だと思います。



2015年6月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1808ページ
ナイス数:63ナイス

パラドックス13 (講談社文庫)パラドックス13 (講談社文庫)感想
東野圭吾のSF風の作品はどれを読んでも面白い。この作品も2日間で一気に読んでしまった。破滅に向かう世界で生きる人々が、何度も絶望しながらも生きていくことに執念を燃やす。ただ単純にサバイバル的な内容ではなく、「生と死」「欲」「善と悪」等、読者に対する作者の問いかけが物語の中に散りばめられており、それが読者を引き込む要因の一つになっている。また、東京が崩壊していく様は、読むだけでも十分に恐怖を感じるものだった。
読了日:6月28日 著者:東野圭吾
株価暴落 (文春文庫)株価暴落 (文春文庫)感想
白水銀行審査部の異端児坂東がバンカーとしての信念(正義)を貫き通す姿は半沢を彷彿とさせる。作者お得意とも言えるストーリー展開に企業テロと言うミステリー要素も加わり、新鮮さを感じた。シリーズ化に期待したい。
読了日:6月21日 著者:池井戸潤
一夢庵風流記 (集英社文庫)一夢庵風流記 (集英社文庫)感想
戦国時代という騒乱の時代に『傾奇者』として名を馳せた前田慶次。武将であり文化人でもあり、強烈な個性を持った「良い意味の人たらし」として描かれている。その生き方は、現代社会においても、多くの人から羨望の眼差しで見られるだろう。「花の慶次」も読み直したい。
読了日:6月15日 著者:隆慶一郎
鳥人計画 (角川文庫)鳥人計画 (角川文庫)感想
スキージャンプ界で起きた殺人事件。犯人は序盤のうちに読者に明かされるが、事件の真相に辿り着くには、いくつかの伏線を読み進めていかなければならない。今はやり(?)のスポーツ科学を題材にしていることもあり、約20年前の作品でも時代の古さを感じずに楽しむことが出来た。結末は悲しいものだが。
読了日:6月6日 著者:東野圭吾

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