読書メーター '14年4月 | 一歩一歩でいいんじゃない?

一歩一歩でいいんじゃない?

水戸ホーリーホックをまったり応援する管理人のブログ。 サッカー以外の話題もあります。

4月はいろいろあったので、3冊と若干少なめ。

まぁ、いつものペースに戻ったかな?



2014年4月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:1035ページ
ナイス数:19ナイス

往復書簡 (幻冬舎文庫)往復書簡 (幻冬舎文庫)感想
手紙という通信手段は、メールやツイッターとは異なり、ゆっくりとした時間軸でやりとりが進むことになる。それだけに手紙に書く内容には重みが増し、受け取る側にもその重みが伝わってくる。この本に収められた3つの物語は、手紙(往復書簡)だから成立した話であり、手紙という特性を効果的に使い、より読者を楽しませて(惑わして?)くれていると感じた。「十年後」では騙され続け、「二十年後」では話の流れにドキドキし、「十五年後」では応援したくなる気持ちがより湧いていった。今の時代だから余計に感じたのかもしれない。
読了日:4月30日 著者:湊かなえ
エピソードで読む黒田官兵衛―ナンバー2の行動学 (PHP文庫)エピソードで読む黒田官兵衛―ナンバー2の行動学 (PHP文庫)感想
大河の「軍師官兵衛」つながり。官兵衛は他の戦国もので知っている武将ではあったが、もっと細かいことを知りたかったので、エピソードとして多くのことが書かれているように思えた、この本を購入した。読んでみて、淡々とエピソードが書かれているだけなので、どこか教科書的に感じた。面白みは無いが、官兵衛のことを知りたいだけであれば、十分、役に立つ本だろう。
読了日:4月10日 著者:寺林峻
フリーター、家を買う。 (幻冬舎文庫)フリーター、家を買う。 (幻冬舎文庫)感想
もっとライトな作品だと思っていたが、主人公誠治のお母さんの心の病が全編に関わり、更に誠治と誠一のダメさもあって物語の前半は暗い気持ちにさせられた。だが、物語の途中に誠治が目覚めてからは雰囲気が一変。その成長していく過程が読んでいて爽快であり、多くの人が応援したい気持ちになるだろう。逆境にこそ、その人の真価が問われる。それから、【after hours】よりさらに先の話も気になる。有川さんの作品だけに・・・。
読了日:4月2日 著者:有川浩

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