こんばんは
サウナで徹夜明けの身体を温めてから大阪に舞い戻りました
東京は晴れてたのに大阪は雨だった
そして初めてシンフォニーホールに足を踏み入れました
牛田智大さんのリサイタルだったのです
ピアノソナタ3番/ショパン
モーツァルト、シューマン、ショパンと
全くタイプの違う三者の曲を組み込んだプログラムだったので
「作曲家ごとに同じ人が弾いていると思わせない演奏がしたい」と
常日頃から思っている私にはとても勉強になりました
特にこの中で時代が違うモーツァルトは
顕著に体の使い方が違うのだと気づきました
*はモーツァルトが苦手で、笑えるほど弾けません
クライスレリアーナはショパンに献呈された作品ですが
「もらったからにはちゃんとお返ししなければ…」と
シューマン曲をあげることにしたショパンが
2つある作品のうち他の人に一方を選んでもらい
残った方(バラード2番)をシューマンに献呈したというエピソードは
この2人の微妙な関係性が現れている気がします
ちなみにこの話、バラードの楽譜にある解説では
逆にショパンから曲をもらったシューマンが献呈したことになっているんですが
いずれにせよ、シューマンはそこまでバラ2を評価していなかったそうです
「(2人まとめて『君たちさ…』って言いたくなるな)」
そんな2人の大曲を2つ含んだプログラムでしたが
圧倒的にショパンが良かったです
特に「即興曲1番」がルバートのかけ方、ちょっとした間の取り方など
全ての音が私の好みの位置にある演奏でとても心地よかった
ソナタも最後の第4楽章は圧巻だったし(最後の最後にあれを弾く体力)
とても素敵な時間を過ごすことができました
アンコールはこの間の小林愛実さんのときに引き続き
トロイメライを聴けました(思いが強すぎて引き当てるのか?笑)
主旋律以外の音をどれぐらい響かせるかで全然印象の違う曲
牛田さんのトロイメライは音の重なった感じを結構はっきり感じました
帰りに梅田に寄って、ワインを飲みながらまったり
このポルチーニ茸のソースがおいしい
気づけば4杯ぐらい飲んでました