こんばんは
タイトル通り、週末(あと有休だった月曜日も)は音楽イベント満載
まずは楽しみにしていた素敵なホールでの弾き合い会でした
芸文での弾き合い会は4回目。ピアノも一巡したので今回はスタインウェイさん。
ちょうど50回記念の佳き日だったので、この通り素敵なお花も
2年前のスタインウェイの日に「黒鍵のエチュード」を弾いたんですが
その時に感じたキラキラな音を生かせそうな曲にしてみました。
幻想即興曲
この日のために1年近くまともに弾いていなかったのを2月頃から解凍して
何度かレッスンでも見ていただき、本番を迎えました
「ここでこの曲を弾きたい」思いが強かったのか、珍しく緊張
解凍してから、弾き合い会やストピで弾いた時は大丈夫だったのに
今回に限って最初がどうにもこうにも合わず、諦めて弾き直しました
(多分、右手が思ったより速すぎたのが原因)
という訳で、動画はTake2でございます
前半、最初の休符が短くなっていて限りなく怪しいところは多々ありますが
とりあえず最後まで曲の流れは保てていたのと、ホールの響きが味方をしてくれて
本人(舞台ではあまり音が響かない)が思うほど、ミスは目立たなかったのかも。
改善点は自分の中で振り返るとして…
「ここは出来たぞ」ポイント
・腕の重みを使って出す音と打鍵の速さで出す音の使い分け
私は元々打鍵のスピードが速く、この曲の高音域に駆け上がるようなところでは
安定していい感じの音が出せるんですが(今回はスタインウェイの特性もある)
深い音、重みのある音を出すのは苦手で、最初のソ#とか中間部の始まりは苦労しました。
(2年前にレッスンを受けたときは、延々ソ#の音だけ練習させられたものです)
今回、弾き直しになって慌てていてもちゃんと最初で狙った音は出せたし
中間部の始まりもそれなりにpesante感は出せて、そこから気持ちよく弾けたので
やっぱり、こういうことは日々意識して練習するしかないのだと実感
・コーダ
直前にミスが出たのを薄氷を踏むがごとくごまかしたのでヒヤヒヤしました
いつも人前演奏だとコーダでは疲れ切っていてミスが多発するんですが
今回は割と余裕があり、一つ二つミスタッチはあったもののいい感じで弾けました
特に最後のppのところはウナコルダを使わなくてもだいぶ音量が絞れていたし
和音も一応pppを意識した感じにはなったので、ここは練習の成果が出ましたね
今回は2曲目がシューマンだったので、音の違いをはっきりさせるために
こちらは力を使わずさらっと弾くことを心がけていたので、それがよかったのかも。
飛翔
「幻想即興曲」を弾くことは前々から決めていたんですが、もう1曲に悩んでいて。
レッスン受けたら何だか割と仕上がったので「飛翔」にしました
2か所ぐらい、大事故になりかねなかったのをしれ~っとごまかしました
練習でもミスが出やすいところだったので対応できたけど、丁寧にさらおうと思います。
「ここは出来たぞ」ポイント
・音のバランスのとり方
シューマンの曲は声部が3~4つに分かれていることが多く、この曲もそうなので
譜読みの段階から音のバランスにはかなり気を付けて練習していました。
とにかくよく響くホールで、下手をすれば何を弾いているのか分からなくなるところ
普段通りに弾けば何の問題もなく必要な音が浮き出ていたので
練習の初期の頃から完成形をイメージして弾くのは大切ですね
・音色の使い分け
1曲目の「幻想即興曲」が儚い感じ(出せてたのか笑)で終わるので
出だしで一気に雰囲気を変えようと思って弾きました。
F moll⇒Des durに変わるところは、音が舞い上がるのが感じられて気持ちよかった
優雅なところ、遊んでいるところ、シューマンの悲嘆を感じるところ…と
場面がコロコロ変わる中間部もしっかり意図した通りに音が作れていたし
さんざん練習したそこから主題に戻るところも、本番でしっかりハマりました
どちらの曲もしばらく弾くので、まだまだ磨いていきたいですね
終了後はロビーにお花を移動して撮影大会になったり
近くのお店で交流会だったので、昼間からスパークリングワイン
(風のうわさでは3杯飲んだ方もいるとか笑)
そして私はその後、新幹線で横浜に移動するのです