昨日、無事に発表会が終わりました😊
「喜びの島」は全然練習が追い付かず、本番2週間に曲を変えた訳ですが
たった2週間、されど2週間ということで戦略的に練習をしました。
レッスンの直前に弾き合い会があったので、リハーサルを兼ねて弾いてみたり。
🎹 🎹 🎹
今回の目標は「気持ちにゆとりを持って、美しい音で、響きを味わいながら弾く!」
去年この曲をレッスンしていた時に言われたことなんですが
🐰「ゆっくりだからとりあえず弾けるし、発表会で弾く人は多いんですけど
結局本番まで音のバランスが取れなかった…ということもよくありますね」
つまり内声がうるさすぎて主旋律が聞こえない演奏のことですが
私はこれ、しっかり耳を使って弾くことでかなり防げると思っています。
…というわけで音をしっかり聞き、聞いている人に「悲愴っぽい曲」じゃなくて
「ベートーヴェンの悲愴を聞いた」と思ってもらえるような演奏を目指しました。
😤よかったところ
・音色の作り方
へ短調になるところとか、終盤の4声から3声に戻るところで音色を変えたい、
特にへ短調のところは装飾音をパリっと弾いて対比させたいと思っていたんですが
それが本番でうまくハマりました(装飾音苦手だけどこの曲はなんか弾けた)!
・テンポを乱さず、最大限に感情を出せた
一定のテンポで弾きつつも、息遣いがはっきり伝わるように心がけました。
結果音の収め方も良くなったし、場面ごとに気持ちも切り替えやすかったです。
終盤の4声から3声に戻るところ(私は「ベートーヴェンの孤独」と呼んでる笑)は
想いきり感情を載せて弾けて、最後の音を弾いてもしばらく頭が曲の中だったので
若干神妙な顔でお辞儀をして舞台を降りてしまったことがやや心残りです🤣🤣🤣
・ミスタッチが一度もなかった
音のミスをしないことより、不用意な音色を出さないことを意識していましたが
結果一度もミスタッチをしなかったので自分でもちょっと驚いてます。笑
😇うまくいかなかったところ
・しょっぱなでいきなりペダルが濁った
普段はまず問題ないようなところで前の音が残ってしまいました。
その1回だけであとはすぐに感覚がつかめたんですが
いつもより控えめに踏むぐらいのつもりでいたほうがいいのかもしれない。
そのためには指だけでレガートになるような練習も必要ですね。
・内声のウラ拍の音が少し速くなる箇所があった
まさにこれは古典派の難しいところですけど、ほんの少しずれただけで目立つ!
・中間部(変イ短調のところ)
もうちょっと沼にめり込んでいる雰囲気を出したかったけど音が軽かった。
あとsfでオクターブを弾く時指が滑り落ちてしまって
完全に打鍵の速さで出すsfになってしまった…笑
ホ長調になる中間部の後半からは特に問題なかったので、
ここがしっかりしてたらもっと音の違いが出せたと思う。
本番は録画録音ができなかったので、前日にスタジオで撮りました。
練習の時はこんな感じで、かなり淡々と弾いてます。
本番では良いピアノの音にウットリ😍してしまって
いつもより最後の音を長く弾いたし、何ならそのまま第3楽章も弾きたかった。
注)一度初見で最後まで弾いたことはあるけど、弾けません!笑
元々は来年ベトソナを弾こうと思っていたので、今はいろんな演奏を聴いています。
後期の曲は技術面でも精神面でもまだまだ無理だし、初期か中期の曲と思ってますが
次はTheベートーヴェンなドカーン!となるやつが弾きたいですね🤣