こないだのレッスンで弾いた呈示部+
展開部までは一応音拾いが出来ました。
再現部と終止部は同じパターンが転調して出てきたり
音が増えたりするのがほとんどなので
とりあえず次のレッスンまでには一通り弾けるかな?と思っています。
この曲に関してはいきなり両手で弾いちゃうのが早いですね。
🎹 🎹 🎹
タイトルの「ベートーヴェンと私」ですが
実を言うと以前はあまりベートーヴェンの曲が好きではありませんでした。
導入期の先生には「将来似合いそう」と言われてたそうですが😂
子供の時のレッスンはブルグミュラーまでだったので
ソナチネやソナタアルバムも弾いてなかったですし
弾いたことがあるベートーヴェンの曲は「エリーゼのために」だけでした。
特に深い理由はなかったと思うんですが
ベートーヴェンの強さやある意味の厳しさに対して
子供なりに恐れを感じていたのかもしれません。
彼が音楽家でありながら聴覚を失い、一時は死ぬことを考えても
生涯作曲活動を続けたことはあまりにも有名な話です。
そんな彼の曲に対しておいそれと触れてはいけないような
そんな気持ちではいたように思います。
ただもう大人になって、それなりにいろんな経験を重ねたところで
今なら弾けるかな、とそんな気持ちにはなりましたね。
もちろんソナタに挑戦できる段階に来たというのも大きいです。
「テンペスト」を選んだワケですが単純に好きなのと、三大ソナタは
悲愴:🐻「せっかくだからもっと激しいの弾きたいなぁ」
月光:🐻「幻想即興曲と同じ嬰ハ短調だしなぁ」
熱情:🐻「(こんなもん弾けるか)」
という理由で後回しとなりました😂
ちょうど3月の1日に曲が切り替わりましたが
今月はベートーヴェンに見守られながら練習しています😂😂😂
うちの先生は割と「いけいけどんどん」でレッスンを進めるタイプで
少し前の「ノクターン2番」も「幻想即興曲」も
🐰「弾けますから弾いちゃいましょう!」
🐰「じゃ、今両手合わせて弾きましょう」
と「泳ぎ方を覚えさせるためにプールに放り込む」方式だったんですが😂
「テンペスト」はまず「あぁ〜大変な曲ですよ〜」って言われました。笑
まぁ、その直後に勢いよく嵐の海に放り込まれたのは言うまでもないです😂😂😂
指は届くし(オクターブが掴めればOK)、速さも大丈夫そうなので
テクニック的に恐ろしく難しい曲というわけではないですが
長さもありますし、精神的な面でかなりハードな曲であるのは間違いないです。
先生の「大変な曲("難しい"じゃなく!)」と言う言葉がそれをよく表していますね。
でも、ベートーヴェンが遺書まで書いた後に
「新しい音楽を切り拓くんだ」と決意した時期の曲。
今のこの時代にこそ必要な精神だと思いますし
私も強い覚悟を持ってこの曲が弾けたらと思います。
そういや、音楽室にある肖像画が「夜になったら目が動く」みたいな怪談話って
だいたいベートーヴェンのことが多い気がするのは気のせいでしょうか…笑