こんにちは☔
先日、Twitterでこんなツイートを見ました。
あと5日で98歳になられる生徒さん(薫さん)のピアノ本番。自分が演奏するより緊張する。舞台袖から拝聴してて気がつけば涙腺崩壊…
— 🎹🌸MIWA🌸🎹 (@pianolove0710) February 12, 2022
ショパン 幻想即興曲 pic.twitter.com/n7myrfrh9X
聴いていて涙が出そうになりました😢
私の祖父母は一番長生きだった母方の祖母でも93歳で亡くなっているので
こんなにお元気な98歳というだけですでに尊敬の域なんですが…
私もこの先いくつになっても、ずっと「幻想即興曲」を弾いていたい😭
子供の時の目標はとりあえず3曲とも弾けるようになって、達成できたから
次はやっぱり「ベトソナやショパンエチュードが弾けるおばあちゃん」だな!
ところでこの方の演奏、かなりゆっくりと弾いてはおられるんですが
それでもしっかり「幻想即興曲」に聞こえるんですよね。
この曲、片手の練習の時は全然違う曲に聞こえるし(それはもう笑っちゃうぐらいです)
両手を合わせて、クロスリズムがクリアできても知っているあの感じにならないんです。
一番大切なのは「フレーズ感」かなと思っています😊
「小犬のワルツ」も楽譜の通りには弾けてるけど、曲にはなっていないという時期があって
それがフレーズの切れ目を意識できるようになってきたところで
突然ちゃんと「小犬のワルツ」に聞こえてくるという瞬間があって。
テンポは♩=150ぐらいだったので、今が♩=190ぐらいと考えるとかなりゆっくりだったと思います。
「幻想即興曲」も全く同じで、そこそこの速さで弾いてもそれっぽく聞こえなかったのが
フレーズのメリハリがついてくると、急にらしくなります😇
(特に中間部はフレーズの切れ目が分かりにくく、気を付けて見るようにと言われました)
そうなれば練習でテンポを落として弾いても、ちゃんと「幻想即興曲」になりますし。
速さは間違いなくテクニックの1つだけど、テクニックの全てじゃない。
いくら指が速く回っても、フレージングがきちんとできていなかったら
いつまでたっても曲にはならない、ということですね😁
トムみたいに足でリストが弾けたらいいのに、とか
演奏中にジェリーが手伝ってくれたらいいのにって思うことあります😝