こんばんは🌙
仕事帰りにスタジオ練習してきました。メインは「ノクターン2番」の撮影♫
一度しっかり区切りをつけて、クリスマス会のピアノが終わったタイミングで
今弾いている曲に集中したかったのでこのタイミングで撮りました。
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まだピアノを始めたばかりの小さい頃に聞いて、それからずっと大好きで
「大きくなったら絶対にこの曲を弾くんだ!」と目標にしてきた曲でした。
それが叶った今は、ピアノを諦めなくて本当によかったという気持ちです。
「ノクターン(Nocturne)」は日本語にすると「夜想曲」。
高校生の時には弾けなかった曲が、大人になって弾けたのは「夜の曲」だからだと思います。
誰かと過ごす夜の楽しさや、その夜が終わるときの寂しい気持ち
ひとりで次第に白んでいく空を見たときの余韻は、自分が経験したからこそ分かるもので。
今までの「楽しかった夜を想って物思いにふけった」想い出をいくつも思いながら弾きました。
最後まで迷っていたのが3ページ目の雰囲気が変わるところへの入り方でした。
最後のレッスンでも「ここはもっと雰囲気を変えたいんです」と言っていたんですが
その時先生が「ここね、ショパンの性格の暗さがよく出ているところなんです」とおっしゃって。
(そのあとに続く話が面白くて、未だにここに入るときに思い出し笑いしそうになります😂)
その時にたまたま「ショパンが学生の時に思いを寄せていた女性がいたけれど
内気な性格が災いして、結局気持ちを伝えられなかった」という話を思い出して、その瞬間に
「はぁ…今夜も告白できなかった…😔」と言うショパンの声が聞こえた気がしました。笑
そのおかげか、何となくどのように弾けばいいかは見えてきたように思います。
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憧れの曲ではあったけれど、レッスンで弾くことになったのは先生の勧めがきっかけでした。
レッスンを再開した時、先生に必要だと言われたのが「ロマン派の弾き方に慣れる」こと。
「ノクターン2番」はそのための分かりやすい課題でした。
どうしてその指使いを指示しているのか。
どこでスラーが切れていて、どんなふうに次の音に行けばいいのか。
ソフトペダルを使うのか、使わないのか。使うならどこでどれぐらい使うのか。
そこまで楽譜から読み取れて、初めて「譜読みが出来た」と言うんだと実感しました。
ロマン派の時代になると細かい指示も多く、音が読めてもそこから時間がかかります。
でも楽譜を通して曲や作曲家と向き合った時間は、確実に私の演奏を変えてくれました。
最後のレッスンが終わって、この間の動画よりは少し色がついた感じになりました。
もちろんまだうまく弾けないところもあるし、もっと磨いていくべきところはたくさんあります。
100点満点ではないけど、今出せる力は出せた演奏かな、とは思います。
良くも悪くも、今できるのはここまで。でもこれで終わり、ではありません。
それもピアノのおもしろいところで、いいところ。