こんばんは🌙
先週うまくいかなかった「小犬のワルツ」の撮影をしにスタジオへ🎹
パーフェクト!とまではいかないものの、及第点のは撮れたのでアップします。
「小犬のワルツ」を初めて聴いたのは、まだピアノを習い始めて間もない頃。
中間部で似たメロディーを2回弾きますが、2回目にはオクターブ上の装飾音符がついていて
その音が何ともおしゃれで「この曲を作った人、絶対天才だ!」と思った記憶があります。
(実際、天才が作った曲であることに間違いはないんですが…笑)
🐶 🐶 🐶
飼い犬が尻尾を追いかけてクルクル回っている様子を見たジョルジュ・サンド(恋人)が
「この様子を音楽で表現できる?」とショパンに言って作られたと言うのは有名な話ですね。
演奏するときはもちろん元気にクルクル回っているワンコが頭の中に🐶
ただずっと回っていると途中で目を回しちゃうなと思ったので😂
途中で3連符が出てきたり、メロディーの動きが大きくなったりするところでは
小犬が冒険に出てちょっと不安になったり、そのスリルを楽しむ様子をイメージしました。
コロコロと駆け回る小犬ちゃんをそっと見守る、ショパンとジョルジュ・サンド。
中間部のゆったりしたところでは、そんな2人の様子も思い描きながら弾いています。
そのうちに小犬の姿が見えなくなり、気配はするけどどこへ行ったんだろう?となったところで
(中間部の最後の方~4小節トリルが続くところ)
フォルテで小犬ちゃん、元気に登場!!と言う感じで最初のメロディーに戻ります。
最後はピアニッシモになったあと、一気に駆け下りてくるメロディーで終わるので
遠くで遊んでいた小犬がジョルジュ・サンドめがけて飛びついてくるイメージで弾いています。
ただ最後がフォルテだからといって、あまり勢いよく弾きすぎてしまうと
ワンコがサンドの横でピアノを弾いているショパンに飛んで行ったみたいになるので笑
やりすぎにならないよう、うま~くじゃれついていく感じで😁
🐶 🐶 🐶
レッスンで先生に「どうしてショパンはここを3連符にしたと思う?」と聞かれた時に
「そこまで楽譜から作曲家の意図を読み取ることが必要なんだ」と気づかされた曲です。
合格したレッスンまでの2週間が、考えても答えが見えず本当に大変でした…笑
そしてプロのものすごく速い演奏が頭にある曲なので、速く弾こうとしてしまいがちなんですが
フレージングができてくると、そこまで速くなくても「小犬のワルツ」に聞こえるようになったので
あまり焦らずに、少しずつ少しずつテンポを上げていくようにしました。
とは言え、速度の指示はMolto vivaceなのである程度の速さは必要ということで
・音符を全部スタッカートにして弾く
・練習の最初に変ニ長調のスケールを練習する(これが一番効いた)
この2つを練習に取り入れていました😊
それでもやっぱりスピードを出すと、今でもトリルが上手く入らないことはよくあります💦
今日アップロードした動画も1ヶ所、トリルが抜けちゃっているところが。笑
このあたりは練習を繰り返すしかないので、今後もまだまだ弾いていきたいです。