わたしはよく、フリーズして動かなくなる自分の脳ミソに悩まされてきました。
一体全体なんでこんな欠陥のある脳を持って生まれてきてしまったんだろうと悲しくなり、ウツスパイラルから抜け出せなくなることもしばしばありました。
でも長い間ぐるぐると苦しんだ挙句の果てに、一つの解にたどりつきました。
不器用なタイプの人の頭がフリーズするのはなぜかというと、
「必要な情報がインストールできてないだけ」
「情報をインストールするための物の観方(情報処理の仕方)が分かっていなかっただけ」
であると、私個人の経験からは考えられます。
「何かやらなきゃならないこと」がある
↓
なにをどうしたらいいやら分からない
↓
フリーズ
おそらくこれを読んでいるあなたにも上記のような経験があるか、まさに只中にあるかもしれないですね。
さてここで「自分には能力がない」とか「自分はダメな人間だ」というふうに思ってはダメです。
なぜかというと、単にその「やらなきゃならないこと」を成し遂げるために必要な情報収集が足りていないだけだからです。
脳にアプリがインストールされていない状態なだけなのに、本体(あなた)そのものを責めるのはお門(かど)違いだということです。
不器用な人でさらに自分の世界に入り込んでしまうタイプの人は、自分が思っている以上に周りが見えていません。これが私の盲点でもありました。
周りが見えていない=社会に適応するために必要な情報収集が行われていない
ただそれだけです。
そして周りが見えなくなるほど自分の世界に没頭しているということは決して「悪」ではなくまた「欠陥」でもなく、ただの気質です。状況によっては非常に重宝される「長所」でもあります。
頭がフリーズしてしまったらまず「必要な情報が足りていないだけ」と冷静さを保つことによりパニックを回避し、本やネットや動画を検索したり、実際の「人」を観察してヒントをもらうことから始めてみましょう。(ここに関してはまた後日詳細を説明しますね。)
そして情報を集めたら「使いこなす」ための練習が必要であることを知っておくこともポイントです。アプリもインストールしただけではイマイチ使い方が分からないですよね。それと同じです。
そうやって焦らず一つずつやっていけばいいのだ、と思うだけで「パニック」が回避されて、少しずつでも前に進んでいくことができます。
あなた自身が辛い場合はこのようにして乗り切れないか試してみてもらえたらと思います。
また身近にフリーズしている人がいて困るという方の場合は、この分野に関して情報収集が苦手なのかなという視点で手を貸すことで、結果的にご自身のストレスの原因をなくすという手法をとってみてもらえたらと思います。
不器用で辛い思いをしている人と、不器用な人にイライラさせられる人の双方がストレスなく生きられるよう願っています。