先日実施された中3自己診断テストの結果が出た。
学校帰りに寄ったMが顔を紅潮させてやって来た。
「先生!もう・・・凄いことが起こりました」
手にしていたのは成績表だった。
『おっ、やったね!もうベストテン入りが目前だね・・・』
この子の成績はたいていほぼ学年中位がお決まりだった。
ある時(夏講開始日)から変貌した!
この子は、挨拶一つろくに出来ない子。
無断欠席・遅刻も何回かあった。
遅刻しても挨拶もせず黙って席に付く子。
何度注意したものか・・・
この子は、絶対私の事が大嫌いなんだ。
親に言われて仕方なく塾に来ているんだ。
私は自分の中でこう決めつけた!
これ以上注意を与えるだけこちらのエネルギーロスだ。
もうほっとこう・・・・
夏講開始前、全員に厳しい口調で訓示した。(いつも優しいのに?・・・(笑))
内容は・・・「挨拶ひとつで人生が変わる!」というものでした。
Mに対して個人的に話してやりたい内容を「全体訓示」としてみた。
夏講初日の終了時、な・なんと、そのMが笑顔で、
「先生、ありがとうございました!」
と言って帰った。
え?なんだあの笑顔は・・・なんだあの挨拶は・・・?
その日を境に、きちんと挨拶が出来る。しかも笑顔で。
授業開始時刻の20分前にはもう来ている。
そして、授業中でも私を見る目が変わってきたように思う。
いつも笑みを含んだ可愛い顔になっている。
(今までは不貞腐れたような可愛くない顔(笑)でした。)
その後、母親を交えて三者面談をする機会(8月末)があった。
『Mちゃん!今まで先生のこと大嫌いだったろ?』と直接ぶっつけてみた。
「そんなことないですよ・・・先生と話するの、ちょっと恥ずかしかっただけ」
母親も、「先生の悪口なんか家で聞いたことありませんよ!」
そんな子が・・・
9月から「毎日コース」で、学校を終えると一目散で塾にやってきています。
「先生、今日ね・・・・」色々な出来事を報告してくれます。
たぶん、今では塾内で一番の私のファンになってくれているはずです。
子供って・・・ほんとにわからない!
今回の成績表は親に見せる前に私に見せたかったようです。
「お母さん、卒倒するかもしれない」と笑っていた。
夜、自分たちの授業のため再度塾にやってきた。
『お母さんに見せた?びっくりしてたろ!』
「お母さんたら・・・成績表を見た後、何度も名前を確認するんですよ!」(笑)
よしっ、これでこの子は「レール」に乗った!




