中3塾生のお母さまからの要望により、只今まで面談しておりました。
理科と社会の点数が酷いとのこと・・・で。
約束の時間を何の連絡もなく30分も遅刻してやってきた。
そして、お詫びの一言もない。
私に言わせると(言いませんでしたが)・・・
ここが、「約束」も守れないだめ親なんですよ!
私はもう諦めてワザと出かけようかと思っていた。
(こうした場合、私はこちらから確認の電話なんかしませんから・・・はい、それまでよ!(笑))
さて、よくよく話を聞いてみると・・・
お母さんが書店で問題集を選んで来て、どこまでやったか管理している。
私には、いや私の家庭では考えられないことです。
中3にもなってこんなことするんですか?
それぞれのご家庭で考え方はあるでしょうから、この事を非難したり否定したりいたしませんが・・・「どうかな?」と思いながら話しておりました。
この子の勉強法は、答えを埋めたら「終わり」と勘違いしているのです。
その訳が今日分かったような気がします。
どういうことか?
すなわち、「母親が管理している」ので、うるさく言われないように手っ取り早く答えを写す!母親は、「ここまでやったの?よくやったわね!」的な見方をする。
内容の理解度じゃなくて、母親が管理しているページまで進んでいれば母親は納得する!
ということでしょうね。
あからさまに否定的な助言は出来ません。
母親は自分なりに最適だと思ってやっているのでしようからね。
私なんか勉強の「べの字」も言われずに育った家庭環境ですから、基本的な子育ての考え方が異なる。
結局、本日の面談は何の解決法も見いだせない「無駄な面談」(私にとって)に終わってしまいました。
ま、「無難な助言」だけはしておきましたが。
子供の事を思って必死に手助けをしていることが、結局は、子供の成長を妨げることになっているとは思いもしないことでしょうね。
私が塾長じゃない立場で助言するとすれば・・・
『ほっときゃいいんですよ!後々、困るのは子供自身だから、頭を打って、気付いたら勉強するでしょう!』
何んとも無責任な意見だと思われるでしょうが、「子育て」ってそんなもんですよ。
親の思う通りに育つことは無い!
また、思う通りに育った子は、いつまでも親を追い抜けませんから・・・
私のこうした考えが「塾長」として、またこの業界人として不適格なのかもしれませんね。
「お勉強」「お勉強」と煽りたてて、もっと「塾」の必要性を訴えれば仕事としては成功するのかもしれません!
しかし、私にはどうしても受け入れることができません!
(終わり!)