Jちゃん再び。 | ステップ塾長の「スモールトーク」

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楽天では時々登場していた初老老人で歯が一本もなくて髪も薄くなった年金暮らしの友人Jちゃん。

先日は上機嫌で「5000円までなら奢るから好きなもの食べてくれ!」と言う。

ははーん、パチンコで勝ったな?

案の定、1万7千円勝ったと喜んでいる。

どうせ、次の日にはぜーんぶ持って行かれるのに・・(笑)

結局、ビール1本だけ奢ってもらった。

(いつも食べ物はすべて私たちのものを回してあげる。)



朝から酒飲みながらテレビばっかり見ているので色々な分野でネタを仕込んでいる。

どうしても私には負けたくないようだ。

「クイズ!ボルトが東京のある鮨屋に行ったそうな」

『うんうん、それで?』

「ところがなぁ、イカだけ箸をつけないんだ」

『ふんふん、それが?』

「どうしてだと思う?」

『・・・・う~ん・・・・・・』

「邪魔イカだそうな・・・・」


この前、カミサンが英単語で日曜日から土曜日まで教えた。

『覚えてる?日曜から言える?』

「アホ!馬鹿にするな。それぐらい言えるわぃ」

『はい、じゃどうぞ・・・・・』

「えーっとなぁ・・・・・・サンデー、マンデー・・・えーそれから・・・カマンデー(歯がない)、ハエンデー(毛が薄い)、モテンデー(もてない)、ワカランデー、ヨメニゲタデー(嫁逃げた)」ena



この男。

みんなから馬鹿にされ相手にしてもらえない。

私たちの顔を見るとまるで待ち合わせでもしていたかのごとく酒持って私たちのテーブルに割り込んでくる。

相手してもらえるのが嬉しくてたまらないようだ。

根はいい奴なんだが・・・・そこまで見抜くには時間がかかる。



私たち夫婦がJちゃんとだけテーブルを共にする姿を見て店員も不思議がる。

カミサンも、昔世話になった恩義は忘れていない。

そんなことは誰も知らないから・・・・・・。


呼んだ代行運転で途中まで送ってあげよう!

カミサンが足元がたよりないJちゃんの手を握ってドアを開けて座らせる。

「なんでこんな僕に優しくしてくれるん?だからボカァー奥さんが大好きじゃ!」

「ガジャガジャ言わんと早く座りなさい!」

「そんなきつく言わんでも・・・・・・・すまんのう

二人のやり取りがおもしろい!