昨夜の高校生講座のとき、A君のテキストからポロリと一枚のプリントが落ちた。
どうやら小テストのようだったので『見せてもらってもいいか?』と確認して広げてみた。
10問の数学小テスト、見事に0点だ!
内容は簡単な二次不等式の計算問題。
進学校でこれじゃ困る。
『どうした?これが解けないのか?』
「ほとんどの人が0点です」
『そんなばかな・・・・・・・・・』
話を聞いてみると、学校では全く授業をしていないらしい。
宿題(予習)で「全員自分でやっとけ」と言われてそのまま小テストだったとか。
私が『じゃ説明するから・・』
要は「二次関数のグラフ」から範囲を見つければいいんだよ。
それだけのことだ!
略図を描いて・・・・ほいっ!
「完璧分かりました!」
いくら進学校の生徒とはいえ「丸投げ」はいかんよ!
10分もあれば説明終わるでしょ。
その後、小テストしてやってよ。
それにしても最近の高校生は疲れている。
学校からの課題(予習)に追われまくっている感じがする。
かわいそうに、「自分の勉強」をする時間がない。
「読みたい本を読む時間もない」と嘆いている。
ほっときゃいいんだよ!
何でもかんでもみんな一緒の型にはめようとしている。
参考書も問題集も自分の好きなものを選ばせればいいんだ。
私たちの高校時代はそうだった。
やる子はやるんだ!