ブログ名変更! | ステップ塾長の「スモールトーク」

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ブログ名を「うらじゃ」に変更いたしました。

これで安心して好きなことが書けそうな気がしています。

どうぞよろしくお願いいたします。


“うらじゃ“は、岡山に伝わる「温羅伝承」をベースに、1994年に始まった岡山の地域・文化・歴史に根差した、ボランティアが全てを運営する市民参加型の祭りです。祭りのキーワードは「共生と融和」です。
現在では、参加しやすい踊り(“うらじゃ”おどり)とメイク(温羅化粧)に特化されています。
祭りのメインテーマの“温羅(うら)”は、日本の昔話「桃太郎」に登場する“鬼”であり、悪のイメージがありました。
しかし岡山の歴史をひもとくと、吉備の国の発展に寄与した人物として今でも吉備津神社などでは、桃太郎と同様に祀られています。


遠い昔、大陸から吉備の国にやってきた渡来人がいた。「百済の王子」と名乗るその渡来人は、戦に破れ、大陸から船に乗ってこの地に逃れてきた。古くから朝鮮半島と深い交流関係にあった吉備の国の人々は事情をくみ、その王子が率いる一団を快く受け入れることにした。
王子はその礼として、造船や製鉄、製塩などの百済の優れた技術を伝授した。高い技術と集団を率いる英知を持ったその王子は、吉備の国の人々に慕われ、まもなく吉備の国の王となり「温羅」と呼ばれることになる。
その後、大和朝廷の五十狭芹彦命(いさせりひこのみこと)に破られるが、千何百年たった今もこの地を護っているとされている。これが「温羅」の物語です。