食える数学/神永 正博

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数学を使うことについて書かれた本。
大まかに
(1)数学が社会の中で使われている例
(2)数学を使うためにどのように数学を学習すればよいか
といった内容。

数学を武器にしたい自分にとって興味深い。
たとえば、企業で役に立つ数学とは、証明を重視しない高等数学だ、と。

先日、名古屋工業大学の公開講座で
コンピュータサイエンスの講義を聞いてきたのだが
高校生でも理解できる数学の原理をうまく使っているのだなーという印象を受けた。
それは今回に限った話ではないようだ。

それから、基本的には計算方法を覚えるだけだと
正しく数学を使うことができないので
デリケートな問題については、適宜注意しましょう、とも。

昔、数学セミナーの記事で
アクチュアリーの方が証明に重きを置いた数学を学ぶ意義を語っていたが
それは、デリケートな問題を扱えるようにするためだ、ということだったと思う。

デリケートな問題についての適宜注意というのは
計算は機械的に行ってもいいけど
扱える範囲だけは理解しておく必要がありますよーということかな。

学び方にてついては、何ができるようになるのか明らかにしましょうとか
ある程度は実際に手を動かして計算しましょう、と。

それから、エンジニア向けの数学書として
つまり、証明を重視しない数学を学ぶための本も紹介されていました。
これなら分かる応用数学教室―最小二乗法からウェーブレットまで/金谷 健一

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これ、おもしろそう。
線形代数も、微分積分も習熟度が不十分なので
これで復習するのもありかな。