東京大学学術俯瞰

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ああすばらしき、ネット社会。

第一回の中でタオ-グリーンの定理というものが紹介された。
素数からなるどんな長さの等差数列も存在する、というもの。
おもしろくない例だけど、
3,5,7は長さ(項)が3、公差が3の素数列。
この長さをいくらでもとれるんだって。
で、その定理を証明した人タオさんがフィールズ賞受賞したんだって。
でも、その定理を証明したからじゃない。
タオさんが構築した理論の副産物としてこの定理がある、ということだった。

タオさんはもともと、この問題を考えていたのかな?
フェルマーの定理を証明しようとして数学が発展したことを考えると
ありえることだと思う。
だから、ここでは、とりあえず、タオさんは
「素数からなるどんな長さの等差数列も存在するのか?」という問題を
考えていたとしよう。

もし、そうだとしたら、
たとえ、それがどうした、なんて人に言われても
とことん突き詰めたら世の中を変える。
だから、役に立つ、立たないなんて、考えなくていいんじゃないのか。