ミハイル・プレトニョフ 協奏曲の夕べ

昨夜はリュミエール音楽研究会コンサート研修で
ミハイル・プレトニョフ「協奏曲の夕べ」
行ってきました。

モスクワ音楽院で同級生でありピアノ卒業試験で当時１、２位を争ったスクリャービンとラフマニノフのピアノコンチェルト２曲を、チャイコフスキー国際コンクールで世界の頂点を極めたプレトニョフの演奏で聴くという、私には贅沢プログラムでした。

SHIGERU KAWAIのピアノの音色の美しさを存分に引き出し、聴かせてくれたプレトニョフのコントロールされた技巧は大変素晴らしく、その音色は両曲ともゆったりと安定感あるテンポの中で味わい深い音色へと化し、

スクリャービンはくぐもった大地の哀愁のメロディを歌い、
ラフマニノフは豊かな色彩感を放ち、

音楽全体を、或いは聴衆を、また或いは会場全体を支配していったかのような気がします。

いや、厳格そうな風貌も演奏も演奏中(ピアノ部お休みのところ)で腕を組んでふんぞり返っている様子も…
ホントに…凄いピアニストでした…！

出演者の希望で冒頭には
スクリャービン「夢想」が追加され

アンコールは
ラフマニノフ 「エレジー」。美しすぎました！

2016.7.1(fri)
Mikhail pletnev(piano)
指揮/現田 茂夫
管弦楽/東京フィルハーモニー交響楽団
東京オペラシティ コンサートホール

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