『誰か』 『あやし』 | 速攻スタンダール

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ローズ木更津の日記―インド・ムンバイ編 猫付き

週末からずっと体調不良。

たぶんただの風邪だけど。


ボランティアにもブリッジにも行けてない。

だめだなあ。



そんなわけで最近読んだ本の感想を書こうと思う。



『誰か』 宮部みゆき


ほのぼの~とした主人公の日常(といっても超リッチ)と、

小説にしては地味?な事件が丁寧に書かれている。


登場人物に姉妹がいてなんかごちゃごちゃするんだけど、

私自身二人姉妹なので、なんとなく心情を理解できる部分はある。

しかし、なんとも後味の悪い終わり方だな~とどんよりしてしまった。

ああいう系はなんかだめだ。引きずる。


続編の『名もなき毒』も読んだが、

このシリーズの魅力はやはり主人公とそれを取り巻く人々と環境だ。

決して平凡ではない環境ではあるが、主人公自身は至って普通の人間で、

読者である私達と感覚も近い。

だからとても読みやすくて感情移入してしまう。

だからと言って決してただ事件を解決していくだけのミステリーではなく、

誰にでもある悪意や毒を描いている物語でもある。そこがやけにリアルで怖いのだ。



『あやし』 宮部みゆき


実はこの人の時代小説は初めてだったのだが、怪談好きの私は大変面白く読めた。

怪談とはいっても、お化けが出て怖いーっていうより(もちろん出てくるんだけど)

結局人の怨念とか憎しみとか欲とか、そういうものが恐ろしいんだと感じた。

業からは逃れられないというか。



宮部みゆきの作品は本当にに描写が細かくて、

長編になると少し読みづらかったり疲れたりすることもあるが、

やっぱりこの人の書く力はすごいと思う。