週末からずっと体調不良。
たぶんただの風邪だけど。
ボランティアにもブリッジにも行けてない。
だめだなあ。
そんなわけで最近読んだ本の感想を書こうと思う。
『誰か』 宮部みゆき
ほのぼの~とした主人公の日常(といっても超リッチ)と、
小説にしては地味?な事件が丁寧に書かれている。
登場人物に姉妹がいてなんかごちゃごちゃするんだけど、
私自身二人姉妹なので、なんとなく心情を理解できる部分はある。
しかし、なんとも後味の悪い終わり方だな~とどんよりしてしまった。
ああいう系はなんかだめだ。引きずる。
続編の『名もなき毒』も読んだが、
このシリーズの魅力はやはり主人公とそれを取り巻く人々と環境だ。
決して平凡ではない環境ではあるが、主人公自身は至って普通の人間で、
読者である私達と感覚も近い。
だからとても読みやすくて感情移入してしまう。
だからと言って決してただ事件を解決していくだけのミステリーではなく、
誰にでもある悪意や毒を描いている物語でもある。そこがやけにリアルで怖いのだ。
『あやし』 宮部みゆき
実はこの人の時代小説は初めてだったのだが、怪談好きの私は大変面白く読めた。
怪談とはいっても、お化けが出て怖いーっていうより(もちろん出てくるんだけど)
結局人の怨念とか憎しみとか欲とか、そういうものが恐ろしいんだと感じた。
業からは逃れられないというか。
宮部みゆきの作品は本当にに描写が細かくて、
長編になると少し読みづらかったり疲れたりすることもあるが、
やっぱりこの人の書く力はすごいと思う。