さっき書いていた記事が消えてしまったからやる気を失くしてしまった。
だから最近読んだ本の感想文にする。
山田詠美の『学問』。
この人の本でハードカバー買ったのは初めて。
というか彼女の本を買ったのが初めてだったかも。
高校時代とかに図書館や友人から借りてばかり読んでいた作家だ。
この本も、まさに山田詠美って感じだなと。
なんか、世間の中高生とかってこんななの?
と昔から疑問に思っていた。
そりゃあ思春期だけど、
だからってこんなに暗くて不健康な雰囲気をまとっているのだろうかと。
そんな訳ないんだけど。
だからこそ小説として特別な物語になりえるんだろうけど。
でも私が幼過ぎる人間だったのかも知れないなとも思う。
周囲は着実に成長していたのに気付いていなかったのかも。
本の内容に関して言えば、
「テンちゃん」という少年がどこか掴めない、不思議な存在だ。
最後まで彼が何を考えていたのか、求めていたのかはほとんどはっきりとは書かれない。
面白いのは、5人の人物の幼少期~高校時代と
最期の様子は描かれているのに、
その途中がきっぱり排除されいるところだ。
彼らがどのような大人になって、
どんな人生を歩んでいったのかはとても興味があるが、
結局彼らの核となっているのは一緒に過ごした子ども時代なのだろうと思う。