エレベーターおじさん | 速攻スタンダール

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ローズ木更津の日記―インド・ムンバイ編 猫付き

私の住むマンションにはエレベーターが4機ある。


そのうちどれかにインド人のおじさんが乗っていることがよくある。

そのおじさんは、エレベーターのボタンの前に椅子を置いて座っている。


そして、私が自分の部屋のある階を伝えると、

その階のボタンを押してくれる。


で、そのままただ座っている。



それだけ。



それだけの為にそのおじさんは座っている。

エレベーターの中に。



そういうおじさんは、私が知っている限り、たぶん2人いる。


でもエレベーターは4機あるわけだから、

どうやっても無人のものも出てくる。


そういう時は、当然自分でボタンを押すことになる。


でも、別に困らない。

当たり前だが。



つまり、そのおじさんがいなくても、

マンションの住人は全く困らないのだ。


だってボタン押すだけだもの。



でも、それがおじさんの仕事。



だから私は、エレベーターに乗り込んだ時におじさんが座っていると、

緊張しながらも、ちょっと嬉しくなるのだ。